本文
犬を飼う前の心構え~家族会議を開こう~
|<<前(社会化の必要性)へ戻る|>>次(犬を飼う(その1))へ進む|
3 犬を飼う前の心構え~家族会議を開こう~
1飼うからには責任を!
子犬のうちはかわいいもいのです。しつけに失敗したり、病気になると飼い主の身勝手で捨ててしまう人がいます。飼い始めたからには最後まで責任を持って飼いましょう。また、他人や他人の財産、周辺の自然環境等に害を及ぼすような犬の飼い方は迷惑になります。厳しいようですが、このようなことが守れない人は犬を飼う資格がありません。よく考えてからにしましょう。
2家族の中で犬が嫌いな人はいませんか?
犬嫌いな人が一人でもいると、犬を飼うことは困難といえます。飼い主が病気や旅行の時、犬の世話が出来る家族がいないと、攻撃性を増したり、無駄吠え等を起こし、大きな問題につながることがあります。
3お世話・お散歩は十分にできますか?
独立性の強い犬を除いて、大抵の犬は寂しがりやです。長期の旅行などでペットホテルや動物病院へ預けた場合、エサを食べなくなったり、病気になってしまうこともあります。仕事等で留守がちになるお宅は、犬を飼うことは考えたほうがよいでしょう。
4家屋状況や近隣環境は適していますか?
家が賃貸の場合、犬を飼うことが許可されていない場合がほとんどです。飼い始めたが、近隣にばれてしまい、泣く泣く手放すなんてこともあり得ます。持ち家の場合でも、家屋や庭の大きさは犬を飼うのに適しているでしょうか?
また、密集した住宅地の場合、隣家との間にトラブルが発生することも多々ありますので、あらかじめ事前に意見等を聴取しておいたほうがよいでしょう。
5飼う犬を決めよう!
犬種紹介の本を読むと、それぞれの犬種の特徴が記載されていますが、育つ環境によって性質は変わります。この種の本の内容は、参考程度までにとどめておいたほうがよいでしょう。また、血統種にこだわらず、雑種犬も検討してみてはいかがでしょうか?
次に雄と雌のどちらにするかですが、他犬に対する闘争心や反抗心は雄のほうが強く、一般的に雌のほうが穏和な傾向にあります。去勢することで、雄の性質も緩和される場合がありますが、雌のほうが飼いやすいかもしれません。ただし、雌の場合も避妊手術をしていない場合、発情期の前後でホルモン等の関係から反抗的になる場合もあります。
その他、家屋状況や近隣環境を十分考慮して選定しましょう。