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令和7年度群馬県社会教育委員会議第2回臨時会 開催結果について
1 日時
令和8年2月17日(火曜日) 13時30分~15時30分
2 場所
昭和庁舎2階26会議室
3 出席者
社会教育委員 7名
県教育委員会 5名
傍聴人 1名
4 議事
(1)社会教育関係団体への補助金について
【事務局】
・支援団体への補助の概要について配付資料により事務局から説明を行った。
【A委員】
議事(1)社会教育関係団体への補助金について、何かご質問等はあるか。
(異議なし)
(2)議論のまとめ(報告書)について
【A委員】
これまでの議論を踏まえ、事務局において改めて整理していただいた。そこで、事務局から説明をお願いする。
【事務局】
・議論のまとめ修正案について、事務局から説明を行った。
【A委員】
10月の臨時会における委員からの意見を踏まえ、事務局において非常に忠実かつ丁寧にまとめていただいた。本日、修正したい点があれば意見をいただき、整える作業を進めたいと考える。
【B委員】
文中に「内面の学校での学びにつながりにくい」という表記があるが、現在は学びの多様化に注目が集まっていると感じる。一人一人のユニークで多様な学びを支えていくという考え方がある中で、この表現では、学校につなげていくことが最終的なゴールであると捉えられかねないと思う。
そこで、「つながる」という言葉を必ずしも用いなくてもよいのであれば、「子どもの多様な学びや可能性を支援する」といった表現が考えられるし、つなげるという言葉を用いるのであれば、「子どもの多様な学びをつなげていく」などとした方が前向きな表現になるのではないかと思う。これまでの議論経緯の説明としては「つながりにくい」という表現で差し支えないと思うが、今回の議論のまとめは今後に向けた将来ビジョンという意味合いがあるため、その点を検討いただきたい。
【事務局】
多様な学びという、開かれた前向きな表現に変更する方向で紙面をまとめたいと考える。
【B委員】
近年、学校現場では「学びの多様化」という捉え方がされており、群馬県の教育ビジョンではエージェンシーという考え方を採用している。自ら考え、自ら決め、自ら動き出す力を発揮するためには、その実践の場が必要である。その貴重な場として、学校だけでなく社会全体が存在するという考え方に立つと、ここで紹介されている様々な取組は、まさにそうした英知を生かせる貴重な取組であると思う。
【A委員】
Gコミュニティの取組については、紙面上で見ると外国人というキーワードが見えないが、取組自体は外国人自身が支援者に回るという発想に基づくものであり、内容としては誤りがないと考える。ただ、そのキーワードが出てこない点について、Gコミュニティ側には了解を得ているという理解でよいか。
【事務局】
了解済みである。
【A委員】
承知した。ここに書かれている内容自体に誤りはないと考えるが、全体を通した際に外国人という視点がなくてもよいのかという点が少し気になった。ただし、了解されているのであれば問題ないと考える。
【C委員】
前回の紙面素案よりも、委員の意見が反映され、改善されていると感じる。G-SKY Planにおける多様な体験活動を通じた対応についても、生涯学習の視点から評価できる内容であると思う。
【事務局】
青少年会館の担当者からは、写真の掲載について、対象者の関係で難しいとの意見があった。そのため、QRコードと連絡先を掲載する形であれば可能であるとのことで、このような掲載内容としている。
【D委員】
紙面は大変見やすくなったと感じる。
【A委員】
紙面下部の「出会いが支えとなり、つながりが希望になる」という表現について工夫していただいた。
最後の言葉の結びとして、「つながりを作ることが重要である」という趣旨に読み取れる点が気になる。それぞれの団体は多様なつながりを作ろうとしているが、必ずしもすべてがつながる必要があるとは限らない。多様な主体が存在していること自体が重要なのであり、つながることが目的化すると、本来の意図と異なる方向に捉えられないかと感じる。これまでの議論では、まずはそうした主体や団体の存在を「知る」ことが重要であるという認識が共有されていたと思う。
【E委員】
「多様な主体が存在している」という表現について、主体という言葉は各団体を指しているのだろうと理解するが、読み進める中で違和感を覚えた。ただ、適切な別表現もすぐには思い浮かばない。
【A委員】
主体は個人を指すこともあるが、ここでは団体の意味合いを想定していると考える。読み手にどのような認識を与えるのかについては、検討の余地がある。文脈上は団体として扱っている。
【F委員】
キッズバレーを訪れた際に魅力的だと感じたのは、つながりも重要ではあるが、新しいものを生み出している点や、人が集まってくる点である。つながりの中で勇気を得ることや、関わる双方がエージェンシーを持っていることが、読み手に伝わるとよい。その表現をどうするかが課題であると思う。
【A委員】
キッズバレーが魅力的に感じられる理由は、社会教育関係団体のように、あらかじめ決められた枠組みや団体から始まるのではなく、集まってきた人々が考え、その発想を活動化している点にあると考える。行事や総会といった既定の枠組みが先にあるのではなく、余白から始まる点にワクワク感がある。主体という言葉についても、団体というより一人一人の個人が大切にされている点が特徴であり、そこが魅力であると思う。
【C委員】
紙面冒頭のタイトルが「これからの生涯学習支援」となっている以上、最後の文面の「これからの社会教育は」という表現は整合性に欠けると感じる。紙面全体の整合性を考えたい。
【A委員】
内面について整理したい。「出会いが支えとなり、つながりが希望になる」というまとめ自体は妥当であると考える。一方で、その下の二行は、つながることが目的化している印象がある。多様な個人が存在し、それを支える団体があるという整理ができるとよい。多様な取組があることを示しつつ、それらを生かすことが大切であるという表現が望ましい。内面下部については、再度整理をお願いしたい。
【事務局】
承知した。
【A委員】
整合性については、「これからの社会教育」の部分を「生涯学習支援」とする案はどうか。
【全委員】
その方向でよい。
【A委員】
裏面の表記で「つながりがつくる社会教育」としている部分について、委員の受け止めを確認したい。「を」ではなく「が」とした意図が、読み手に伝わるかどうかである。事務局から、この表記にまとめた意図を説明いただきたい。
【事務局】
「が」と表記した場合、つながりが前提条件であると受け取られる可能性があると考えた。三年間の議論の中で、つながることによって新たな学びや支えが生まれる事例は確かにあった一方で、必ずしも多様な主体すべてがつながる必要はないという意見もあった。つながりを社会教育の最終目的と誤解されないよう、「が」という表現を選択した経緯がある。
【A委員】
事務局において、この点を丁寧に意識して整理したという理解である。
【B委員】
全体として、よく整っており、非常に良い内容であると思う。
【A委員】
項目立てについては、表面から裏面にかけて統一した方がよいと考える。
【F委員】
改めて、タイトルは「生涯学習支援」とすることでよいか確認したい。生涯学習と生涯学習支援の関係について触れたい。
【A委員】
本件は諮問事項ではないが、「支援」という立場で議論を進めてきた経緯がある。内面の事例についても、その立場から記載しており、主体的に学ぶ人々を支える視点でまとめられている。「生涯学習支援」という表現に大きな違和感はないと考える。
【E委員】
そもそも、社会教育と生涯学習は同等の概念なのか、それとも上下関係にあるものなのかを伺いたい。
【A委員】
日本では、生涯学習は学校教育、社会教育、家庭教育を包含する包括的な概念として位置づけられている。一方で、現場では生涯学習課や社会教育課といった名称が併存しており、実務上は並列的に扱われている実態もある。概念としての整理と、現場での運用は分けて捉える必要があると考える。
【A委員】
他に意見はあるか。なければ、本日の意見を反映させ、事務局に紙面の修正をお願いすることでよいか。
【全委員】
同意する。
【事務局】
本日いただいた意見を踏まえ、再度整理する。
【A委員】
これまでの議論を振り返ると、途中から参加した委員も含め、三か年にわたり議論を重ねてきたことになる。非常に熱心に議論していただき、まとめることができた。改めてお礼を申し上げる。
続いて、議事の三番目に進む。次のテーマについて、引き継ぐ意味で事前に議論した方がよいということで、テーマ案の資料が提出されている。まず、この点について事務局から説明をお願いする。
【事務局】
次年度の最初の議論を円滑に始めるため、委員の意見を参考にしながら次回定例会を迎えたいと考えた。ゼロベースでの意見出しは難しいと判断し、事務局案として「地域を動かす公民館のあり方」をテーマ案とした。
【A委員】
地域を動かすという、踏み込んだ表現となっている。委員それぞれが、日頃どのように公民館を見ているかも含め、意見を伺いたい。
【C委員】
テーマを公民館だけに限定する点に、やや違和感がある。もう少しテーマに幅を持たせてもよいのではないか。地域を動かすということであれば、公民館に限らず考える視点も重要ではないかと思う。
【A委員】
近年、公民館はさまざまな意味で注目されている。学校の統廃合が進む中で、学校はなくなっても公民館は残したいという声を聞くことがある。地域によっては、学校の統廃合を契機に、公民館の重要性を改めて認識したという事例も増えている。群馬県内でも、コミュニティセンターなどに名称を変更する自治体が増えている一方で、公民館という施設が持っていた意味や価値の大きさに気づく動きも強まっている。もともとの公民館の理念や役割を再認識するという視点も含めたテーマ設定ができるとよい。委員それぞれの身近な公民館への思いや感想をいただけると、次の議論につながると考える。
【F委員】
地域の公民館が現在どのような存在になっているかを考えると、住民センターになっている例がある。また、私が勤務する〇〇学校は閉校を迎える予定である。近くにコミュニティセンターがあることで、地域としては、そこがあれば何とかなると考えるのではないかと思う。そうした意味でも、学校がなくなった後において、コミュニティセンターの存在は大きい。地域が小さいほど、公民館の役割はより重要な存在であると感じる。
【A委員】
いわゆる条例設置公民館、すなわち行政職員が配置され、社会教育施設として明確に位置づけられている公民館がある。一方で、自治公民館、たとえば高崎市で言えば町内公民館と呼ばれるものがあり、市内には約400館存在する。そこには常駐職員はおらず、鍵を管理する人が近隣にいるだけという形の公民館も多い。
【E委員】
公民館の文化祭において、学校の子どもの作品を展示した経験がある。それを通して、学校関係者以外の地域の方と関わる機会が生まれ、子どもの成長につながる反応を見ることができた。その点で、公民館は非常に貴重な場であると考える。
【A委員】
地域の人々との接点が生まれる場であり、公民館は子どもにとっても貴重な存在であると考えられる。
【B委員】
コミュニティ・スクールの学校運営協議会には、多忙な業務の中ではあるが、公民館職員が参加している。
【D委員】
公民館には人との出会いが生まれるという記憶がある一方で、正直なところ入りにくさを感じる部分もある。今以上に、人々が関われる場所になるとよいと感じる。
【G委員】
地域の公民館には、登録団体が30団体ほどある。そのような主体がやりがいを持ち、充実した活動を行っている。
【A委員】
先ほどC委員から、地域には様々な主体が存在しているという話があったが、その主体を生かすことが重要であるという意見にもつながる。地域社会における団体や、支援機能を持った個人・団体に目を向け、地域全体の力で動かしていく拠点として、公民館を捉える視点も重要であると考える。この考え方を、今回の報告書との関連で加えることも有意義である。「地域を支える公民館」という表現はこれまでも用いられてきたが、「地域を動かす」という表現は、より踏み込んだ、インパクトのある表現であると感じる。
【事務局】
事務局案としては、あくまでもテーマのたたき台であるため、やや大きく打ち出すことで意見が出やすいようにした。少子高齢化が進む中で、公民館に集まる人数自体も減少しており、従来どおりの事業運営が現実的に難しい状況もある。そのため、事業そのものに焦点を当てるのではなく、本来の公民館の役割や価値に視点を置き、そこから地域が動き出す可能性を探ること、さらに公民館から新たな芽が生まれる可能性について議論できるのではないかと考えた案である。
【A委員】
確かに、事業ではなく、人々の参加や本来大事にすべき価値に視点を当てることで、地域の様々な主体との関係性も見えてくると考える。今回はあくまでも次年度のテーマ設定に向けた素案であるため、本日いただいた意見を踏まえ、令和8年度の次期委員において調整しながら議論テーマを決定していければよいと考える。以上で議事を終了し、進行を事務局に戻す。







