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令和8年度 病害虫情報 第2号(オオタバコガ)
更新日:2026年4月30日
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令和8年度 病害虫情報 第2号(オオタバコガ) (PDF:831KB)
オオタバコガの発生に注意。ほ場を確認し、適切な防除を行いましょう。
概要
- 平坦地域のフェロモントラップ(注)への誘殺数が、平年に比べて早い時期から増加し、かつ多くなっています。
- 被害の発生が早まり、被害が大きくなる可能性があります。
- 今後オオタバコガが増加しやすい高温傾向が予報されています。ほ場の見回りを徹底するとともに、県等が発表する情報に注意してください。
(注)オオタバコガ雌の性フェロモンを利用して誘引される雄成虫を捕まえるトラップです。
病害虫防除所では、このトラップを利用して害虫の発生状況を調査しています。
1 現在までのフェロモントラップへの誘殺状況
- 平坦地域(前橋市、伊勢崎市、藤岡市、太田市)に設置したフェロモントラップへの誘殺数は、平年に比べて増加が早く、かつ多くなっています(図1)。
- なお、県北部地域(昭和村、中之条町)に設置したフェロモントラップへの誘殺数は平年並で推移しています。


図1 オオタバコガのフェロモントラップ調査結果(左上前橋市、右上伊勢崎市、左下藤岡市、右下太田市)
注 縦軸は誘殺数を表します。平年は過去10年の平均です。
注 横軸は月ごとの半旬を表します。
半旬とは上旬、中旬、下旬の順の概ね半分の期間で、毎月1日~5日が第1半旬、21~25日が第5半旬となります。第6半旬は26日~各月末までとなります。
2 今後の発生予測
- 向こう1か月の関東甲信地方の気象予報(4月23日気象庁発表)によると、オオタバコガの増加に好適な高温傾向が予報されています。
- このため、今後、県平坦地域においての発生量及び被害の増加が見込まれます。また、県北部においても発生量及び被害が増加する可能性があります。
- 最新のトラップ調査結果(注)を確認するとともに、県等が発表する情報に注意してください。
(注)最新のトラップ調査結果の見方は、ページ下の「5」をご覧ください。
3 予想される被害
- オオタバコガは、幼虫(写真1)が果実や花蕾、結球の内部に食入(写真2)することで被害が発生します。
- ナス、レタス、キャベツ、トマト、花き類などで被害が心配されます。
4 防除対策
- 防除適期は、ふ化後、食入する前の短い期間です。このため、こまめにほ場を見回り、適期に防除を行ってください。なお、食入後は農薬がかかりにくくなります。
- 施設栽培では、開口部に防虫ネット等を張り、成虫の侵入を防いでください。

写真1 オオタバコガ幼虫

写真2 ナス果実に食入するオオタバコガ幼虫







