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群馬県スポーツ推進審議会(令和7年度第2回)開催結果について

更新日:2025年12月22日 印刷ページ表示

1 日時

令和7年11月14日(金曜日)14時00分~15時25分

2 場所

群馬県庁第1特別会議室

3 出席者

委員(15名中10名出席)
遠藤 祐司 公益財産法人群馬県スポーツ協会会長
小野里 順子 群馬県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会副会長
中島 高志 群馬県パラスポーツ協会会長
小林 直子 群馬県スポーツ少年団指導者協議会副委員長
高橋 俊一郎 群馬車椅子バスケットボール連盟会長
高橋 伸次 高崎経済大学地域政策学部名誉教授
武 育子 群馬県レクリエーション協会指導委員会委員長
田島 正徳 群馬県高等学校体育連盟会長
野村 徹 群馬県小学校体育研究会会長
福島 真季 公募委員

4 配付資料

  • 次第
  • 「第3期群馬県スポーツ推進計画(令和8年度~令和12年度)(仮称)」及び「第3期群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(令和8年度~令和12年度)(仮称)」の素案について
  • 「群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画」に係る競技別拠点スポーツ施設一覧の一部改正について
  • 湯けむり国スポ・全スポぐんま2029の準備状況について
  • ALOSKぐんま総合スポーツセンター空調設置について
  • 群馬県スポーツ推進審議会委員名簿

5 協議事項

(1)「第3期群馬県スポーツ推進計画(令和8年度~令和12年度)(仮称)」及び「第3期群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画(令和8年度~令和12年度)(仮称)」の素案について

〈事務局説明〉

 上記協議事項について、配付資料により事務局から説明を行った。

〈委員からの主な意見・発言等〉

〇委員発言

 前回審議した骨子案から、わかりやすくなっている。目標数値は県民が気になる点であるが、きちんとした説明が入っていて妥当なものであると感じている。日本スポーツ協会が今求めているものに沿って進んでおり、わかりやすく素晴らしい計画になっていくと思う。このまま進めていただけたらありがたい。

〇委員発言

 計画の方向性や内容について、素晴らしいと感じており、このまま進めていただきたい。また、政策目標の一つとして「パラスポーツの推進を軸とする共生社会の実現」を掲げていただき、感謝を申し上げたい。その上で、意見を申し上げる。

 パラスポーツに関係する部分で「相互理解」という言葉が用いられているが、健常者と障害者の二項対立の相互理解という、やや単純な受け止められ方をしかねないと感じている。また、資料に「障害者と健常者が一緒にスポーツを楽しむ機会の創設」という表現があるが、健常者と障害者に違いがあるということを前提としているように受け取られる可能性があると思う。

 ついては、「障害の有無にかかわらず共にスポーツを楽しむ機会の創出」という表現にしていただく等、表現上の配慮をいただけるとありがたい。そうした表現のほうが、共生社会の推進・実現という理念に、より適っていると思うので、よろしくお願いしたい。

●事務局

 貴重なご意見をいただき感謝申し上げる。いただいた意見に関しては、改めて検討したい。

〇委員発言

 夏は猛暑となり、体育館では運動ができる状態ではない。パラスポーツを行う方々にとって大変厳しい状況である。最近はシニア層も増えており、そういった方々は、なかなか夏場は運動できない状況にある。

 ハーモニー高崎ケアセンターに心身障害者体育センターがあるが、空調設備が設置されていない。当該施設は、車いすバスケットボールやボッチャ、レクリエーション、運動会等に利用されているため、夏場に練習や活動できるような体制を作っていただきたい。

 また、先日開催された高崎市ユニバーサルボッチャ大会について、障害の有無に関係なく、こどもからシニアの方まで約200名の方に参加いただいた。共生社会にあたって、障害者と健常者という視点だけでなく、年代を超えた交流も必要である。パラスポーツイベントの主催者側には、各年代を超えたイベントを開催できるようなノウハウを植え付ける必要があると感じている。

 最後に、障害者を「支える」側の重要性が増している。支える側の教育について、しっかり予算や計画を立てて、学校単位ではなく、地域を巻き込む施策として、取り組んでほしい。

●事務局

 まず、暑熱対策について、伊勢崎市で今夏、全国1位の暑さを記録したことを受け、ALSOKぐんま総合スポーツセンターのサブアリーナに、空調設備を設置する方向で検討を進めているところである。その他市町村の社会体育施設についても、引き続き県として、設置を検討するよう呼びかけていきたい。

 また、各年代を超えたイベントを開催するためのノウハウについては、改めて委員からご意見、お知恵をいただけるとありがたい。

 最後の障害者を「支える」側の教育について、こちらも引き続きご意見・お知恵をいただきたい。

〇委員発言

 こどものスポーツ機会の充実について、少子化が進む中で、小・中学生のスポーツ参加が大きな課題になっていくと思う。先日新聞報道で見かけたが、中体連への参加状況が年々減ってきている。それは家庭の収入の水準によって大きく影響しているとのことだった。小学生の地域クラブへの参入、中学校の部活動の地域展開を進めていると思うが、がらっと変わらないところがあると思う。

 あくまで、市区町村レベルで方策を立てているのか、県レベルで具体的な手立てがあるのか伺いたい。

●事務局

 地域展開に関しては、基本的に、市町村が中心になって進めていくものと考えている。

〇委員発言

 県から群馬県独自の大きな方針を表明することはないのか。各市区町村の実情に応じて市区町村で考えるのか。

●事務局

 学校部活動を地域クラブへ展開する方針について、今後12月、1月で、地域展開に係る国のガイドラインが示されると思われる。それを受けて、教育委員会、スポーツ振興課で、推進計画を策定し、群馬県が今後どのように取り組んでいくかについて、当該計画に盛り込んでいきたいと考えている。

〇委員発言

 県内で進んでいる地域はあるか。

●事務局

 吉岡町は、外部指導者を入れながら、中学校部活動のクラブ化を進めている。前橋市は、市教育委員会やスポーツクラブ等が、スポーツだけではなく文化活動も含めて、休日のクラブ活動を進めている。

 全く進んでない地域はないが、学校の先生が入らずに外部指導者を入れながら、地域に飛び込んでいくような形を進めているところである。ついては、今しばらく時間はかかると思われる。

〇委員発言

 自宅のすぐ隣が中学校であるが、土日も閑散としている。こどもの体力の低下傾向に歯止めがかかった状態から、一気に落ち込んでしまうのではないかと心配している。

 大きい自治体ほど前に進まないところがあると思うが、県が大鉈を振るわないと進んでいかない点もあると感じている。

〇委員発言

 スポーツ推進計画の新旧対照表の、政策目標4「スポーツの力による感動の創出と誇りの醸成」における施策について、旧では「競技力を向上させる環境の整備」という記載があり、それに代わって、新では「データサイエンスの活用による競技力向上」という記載に改められた。

 データサイエンスの活用は、大事な取組みだと思うが、体力増強と同じように競技力を向上させる一つの手段ではないか。「競技力を向上させる環境の整備」を、「データサイエンス」という言葉を使って一つの施策とするのはどうかと思う。

 スポーツ協会としても、県に対し競技団体の競技力向上のため、各競技団体における強化拠点の設置等を要望している。ついては、そうした取組みを盛り込めるよう「競技力を向上させる環境の整備」という従前の表記を残し、施策はデータサイエンス活用による競技力向上も含めて、四つにできないか検討いただきたい。

●事務局

 「競技力を向上させる環境の整備」 について、現行の計画においては、データを活用した科学的な選手育成やスポーツドクター等を活用して、パフォーマンスを向上させる取組みを行ってきた。新規計画では、その取組みに加え、アスリートが怪我や病気をした際に、専門家のサポートを受けられる医科学支援体制を構築する等、医科学を中心に取組みを進めることを、分りやすくするために、「データサイエンス活用による競技力向上」に改めた。

 しかしながら、各競技団体から、強化拠点の設置等の要望も伺っているので、そうした取組みを盛り込むため、「競技力の向上に繋がる環境の整備」も残せないか、改めて検討したい。

〇委員発言

 こどもの競技人口の減少について、競技によって、大会が盛んに行われているものもあれば、年に数回しか開催されないものもある。大会が少ない競技については、子どもの向上心が上がらず、競技を続ける意欲も起きにくい。ついては、大会を増やす取組みを行ってほしい。

 部活動の地域移行について、周りをみても進んでいる雰囲気が感じられない。より一層推進してほしい。

 最後に、Alsokぐんま総合スポーツセンターにおけるメディカルチェックの測定について、300円程度の有料であったり、設備が衝立で隠されており目立っていない。期間限定で無料にしたり、目立つ場所に置いたりする等、メディカルチェックを利用しやすい環境を整えると、スポーツに対する意欲がわいてくる子どもも増えると思うので、検討いただきたい。

●事務局

 メディカルチェックの測定費用を無料にすることは、当該施設・設備を管理する部門との調整を要する案件のため、この場での回答は控えたい。

 メディカルチェックについて、県スポーツ協会で健康体力測定として実施しているが、身体能力や血中酸素濃度を測定でき、トップアスリート向けの専門的なものである。高いものでは5000円程度のメニューもあり、300円程度のものとはカウントの対象が異なる点、補足したい。しかしながら、委員のご意見を踏まえ、設備の設置箇所や利用方法について、利用しやすい方法を改めて考えたい。

 子どもの大会を増やす点について、国スポに向けて競技力向上を図っていくにあたり、多少なりとも増えてくると思われるが、大会を増やすにあたり、どのような取組みができるのか競技団体と考えていきたい。

〇委員発言

 中学校の部活動の地域移行について、自分は前橋市の小学校教員であるが、前橋市は比較的進んでいると感じている。前橋市教育委員会では地域展開だよりを作成し、各家庭に配布している。また、中学校の部活動のことであるが、小学校5年生や6年生の保護者にとっては身近な話であり、実際小学校に勤務しているが、本件について質問されることもある。現在は、中学校地区を中心に、地区に存在する小学校も併せて情報共有をしながら、保護者に伝達する取組みを進めている。

 このように前橋市は進んでいる点もあるが、一方で市町村によっては地域展開の進捗に差があるという話は聞いている。国からガイドラインが示され、それを基に県から広めていただければ、遅れている市町村も進んでいけると思うので、よろしくお願いしたい。

6 報告事項

(1)「群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画」に係る競技別拠点スポーツ施設一覧の一部改正について 

​〈事務局説明〉

 上記報告事項について、配付資料により事務局から説明を行った。

〈委員からの主な意見・発言等〉

 なし

(2)湯けむり国スポ・全スポぐんま2029の準備状況について

​​​〈事務局説明〉

 上記報告事項について、配付資料により事務局から説明を行った。

〈委員からの主な意見・発言等〉

〇委員発言

 運営のボランティアについて、どの程度の規模を想定しているか。

●事務局

 国スポ・全スポ含めた全体の規模について、現在先催県の状況含め確認している。群馬県では、コンパクトな開催を掲げており、DXを活用する等、効率的な運営ができるよう精査している。

〇委員発言

 滋賀大会で強く感じたが、ボランティアの役割は非常に大事だと思う。「DX活用を進め、効率化を図る」という方針は理解できるが、障害のある方への対応は、人間的なケアも欠かせず、一定の人員確保は必要になってくると思う。また、ボランティアに対する事前の意識付けや研修も重要であると思うので、しっかりとした準備をお願いしたい。

●事務局

 令和9年度にボランティア募集要項の作成、令和10年度に運営ボランティアの一般募集を予定している。先催県の状況も含めて、規模感等を検討し、令和9年度の募集要項作成、令和10年度の募集に繋げていきたい。

〇委員発言

 「湯けむり国スポ・全スポぐんま2029」という愛称について、市町村によって愛称を使用しているところもあれば、正式名称を使用しているところもある。愛称を積極的に使用するよう、市町村に働きかけてほしい。

(3)ALSOKぐんま総合スポーツセンター空調設置について

〈事務局説明〉

 上記報告事項について、配付資料により事務局から説明を行った。

〈委員からの主な意見・発言等〉

 なし

以上

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