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令和7年度 第1回指定管理者評価委員会実施概要(敷島公園・群馬の森)
1 開催日時
令和7年8月5日(火曜日)午前:敷島公園 午後:群馬の森
出席委員
(1)敷島公園
小林委員長、長野委員、片貝委員、小林委員
(2)群馬の森
小林委員長、長野委員、片貝委員、小林委員、小笠原委員
3 議事概要
(1)敷島公園
改善事項進捗状況報告書について
特になし
令和6年度 第3四半期・第4四半期モニタリングシート報告
(委員)
「新たな利用を積極的に受け入れることで、年度当初の予算計画を上回る収入を得ることができた」とあるが、具体的にどのような利用を受け入れたのか。
(指定管理者)
各施設の空いている日程の活用方法として、管理運営上支障がない日であれば積極的に受け入れていくということで、主に各種練習会の受け入れを実施したほか、数は少ないが撮影利用などを受け入れ、収入増加に努めた。
(委員)
スポーツ施設におけるカスタマーハラスメント対応を聴講したとあるが、実際にカスタマーハラスメントはあるのか。
(委員)
今のところ起きてはいない。ただし、受講した際に対応フローチャートがあると良いという話があったため、作成の検討を進めているところである。
令和7年度管理運営方針・事業計画書要旨
特になし
管理運営に関する意見交換
(委員)
フラワーゲートのトイレ外装が塗装され、とても明るくなって良いと思う。
(委員)
敷島公園はスポーツ競技者向けというイメージが強いと思っていたので、健康フェアなど、もう少しラフな感じで競技場が使えるイベントの実施はとても良いと思う。
(委員)
熱中症対策として、管理事務所内でのグッズ販売、テント貸出などを行っているが、実際になってしまった場合の対策はどのように考えているか。
(指定管理者)
熱中症になってしまった場合の対応として、急速冷却剤や経口補水液などを入れた応急セットを管理事務所に常備している。
(委員)
喫煙所について、最近はプレハブの様なものを設置し、そこで吸っていただくような場所が増えてきているが、有料施設を有する運動公園においては、喫煙所の在り方に工夫が必要であると感じた。
(委員)
従来の「多目的トイレ」や「多機能トイレ」といった表現は使われなくなってきており、現在は高齢者や障害者等の利用に適正な配慮が必要なトイレを総称して「バリアフリートイレ」と表記されている。そのため、本公園もそのような表記に改めた方が良い。
(委員)
陸上競技場の出入り口付近のコンクリートが根上りで盛り上がっていた。躓いたりする可能性があるため、対応をお願いしたい。
(委員)
全体としてよく管理されており、ノウハウも蓄積されており、非常に良い管理水準だと思う。なお、本公園の指定管理者代表団体は、前橋公園の指定管理者にもなっているため、ぜひ情報交換をしていただき、管理運営に反映していただきたい。
(2)群馬の森
改善事項進捗状況報告書
(委員)
丘の上にある苔がついているコンクリートのベンチやテーブルについては、撤去の方向で県と相談していきたいとのことだったが、その場所には地下遺構があるはずで、なかなか整備は難しい。そのため、地山に戻して自然に任せて管理していくことが良いかと考える。
令和6年度 第3四半期・第4四半期モニタリングシート報告
(委員)
イベントに対して目標の人数等を設定し、達成されているのか確認したい。
(指定管理者)
集客数に関しての目標は、イベント主催者は設定しているかもしれないが、指定管理者としては設定していない。
多数の集客が見込まれるイベントに関しては、主催者側に臨時駐車場を設けてもらい、シャトルバスを運行するなどして対応してもらっている。そのため公園管理者としては、イベント当日はトイレ巡回を複数回行うなどして、苦情が出ない様に対応をしている。
(委員)
現在、売店が閉まったままとなっているが、出店者が見つからない理由は何か。
(指定管理者)
1番の理由は平日の利用者の少なさである。また人件費なども踏まえると、売店の使用料が払えないといった理由が多い。
現在ある小さな売店の管理ではなく、パークPFIを活用し、カフェなどの出店者を公募した方が現実的なのかもしれないと考えている。
(委員)
この公園はトイレに関する苦情が昔から多い。高所にクモの巣が張っているだとか、汚いだとか、外壁が汚れているだとか。そういう目立つところを優先的に綺麗にすると、評価も上がってくると思うので、対応を検討していただきたい。
令和7年度管理運営方針・事業計画書要旨
(委員)
群馬の森パートナーズとして指定管理者になり1年半が経過した。コンサルタント会社も加わり、現在の状況をどのように分析しているか。
(指定管理者)
トイレに対して非常に意見が多いが、例えば、最新のものにして欲しい、壊れているからすぐ直して欲しいなどの予算的なもの。もう1つは、汚れているという運営の構造的なもの。まずは、こういったことから整理し、対応者は県なのか、又は指定管理者なのかの属性分類を行いたいと考えている。
また、群馬県内の様々な公園に比べて、綺麗さ、集客力、遊具の数といったところは、少し劣る状況かと思うが、自然公園としてのポテンシャルはナンバーワンだと思っている。このポテンシャルを生かす取り組みをどうしたら良いのかについて、まず指定管理の事業主体として検討していかないと、コンサルタント会社が群馬の森パートナーズに参加している意味合いがないので、進めていきたいと考えている。
管理運営状況に関する意見交換
(委員)
ソメイヨシノトイレのベビーシート、開けたときに虫がでてくる状態で、埃をかぶっている。また、子ども用の便座を用意してもらっているが、もう少し清潔にしてもらいたい。
芝生については、いつも綺麗に管理されており、気持ちよく使用できる。
(委員)
樹木が多く、安全管理に対して非常に努力している姿が見て取れたが、一方で、楽しかった、また来たいと思わせるような事業の検討をお願いしたい。
イベントにおいても来園者は主催者がだれかではなく、「群馬の森」として来ているので、群馬の森ならではの力、集客力があっていいと思う。
また、SNSでの情報発信について、現在は動画を不定期に上げている様だが、上げる時期やターゲットを定め、フォロワー数をモニタリングしてみると良いかと思う。
(委員)
樹木に赤いテープが巻かれたが、危険木で伐採予定であるならば、周囲を囲うなどして、近づけない様にしておく必要があるのではないかと思った。
また、伐採した樹木の再利用について、例えば小さい子どもをターゲットとして知育の材料開発をしてみるなど、廃材を活用し、新しい価値を生み出し群馬の森ブランドみたいなものを形成していけたら良いのではないかと思う。
(委員)
園内に外国語表記のインフォメーションがほぼない。
現状、外国人の方の来園者は少ないのかもしれないが、外国人は、森林を生かした公園が割と好きだと思うので、例えば先ほど話に出たSNSでの情報発信についても、ショート動画に外国語表記を入れて上げてみるのも良いのではないか。
(委員)
トイレの表現について、「ゆったりトイレ」も悪くはないが、適正な表現の「バリアフリートイレ」を使用したうえで、付け足すのが良いかと思う。
(委員)
守衛室横の授乳室を確認したところ、中は綺麗で、暑い日に子ども連れの方がちょっと休憩したりするのにも使えて、良いと思う。
(委員)
群馬の森は火薬製造所の跡地であるため文化財関連のものがある。教育委員会とも相談のうえ、そういった施設があったことの表示をしていただけると、良いかと思う。
また、この公園は、美術館・博物館ゾーン、子どもたちが集える広場ゾーン、緑陰豊かなゾーンなど個性的な場所があり、ポテンシャルは高い。公園はいつ、どのような季節、天候であっても、楽しいという、楽しみが平準化されることが非常に大事である。指定管理者にコンサルタント会社が入ったので、様々な要因分析を行っていただき、これからの公園づくりに活かしていただきたい。








