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山火事予防にご協力ください
3月1日から5月31日は、山火事予防運動実施期間です。
例年、この時季は空気の乾燥や強風などにより、山火事が発生しやすい気象条件となることが多くなります。
また、行楽や野外での作業に適したシーズンとなり、山林への人の出入りや、野外で火を使う機会が増えることなどもあって、例年、年間の山火事発生件数の約7割が3月~5月に集中しています。
県では、山火事が多発するこの期間に、重点的に山火事予防運動に取り組んでいます。
令和6年山火事予防運動
- 統一標語 「忘れない 山の恵みと 火の始末」
- 実施期間 3月1日~5月31日
- 重点期間 3月1日~3月7日 及び 4月29日~5月7日
緑の森林を守りましょう~山火事をおこさないために~
県内での令和5年の山火事発生件数は17件で、昨年から2件減少しましたが、過去5年間では2番目に多く発生しました。
山火事は道路や地形の条件等から、発見が遅れたり、消火が難しい場合も多いため、ひとたび発生すると、非常に大きな被害をもたらす恐れがあります。
平成26年4月に桐生市で発生した山火事では、消火活動を開始してから完全に鎮火が確認されるまでに2週間以上を要し、190ヘクタール(東京ドーム約40個分)を超える森林が被害を受け、県内過去最大規模の被害となりました。
この山火事跡地では、森林の復旧事業などが進められていますが、焼けてしまった森林を再生し、災害を防止するなどの公益的機能を回復させるまでには、多くの費用と長い時間が必要になります。
山火事の原因は、人の不注意などによるものがほとんどです。近年は、家の庭や田畑の周りでのたき火から山林に燃え広がる事例などが多くなっています。
県民共通の財産である緑の森林を守るためには、ちょっとした不注意による「小さな火」から起こる火災を減らしていくことが大切です。
特に以下のようなことに注意し、山火事予防を心がけましょう。
- 枯れ草等の近くなど、周囲に燃え広がる恐れのある場所でたき火等をしない
- 乾燥注意報の発令時や風の強い時は、火の取扱に特に注意し、たき火等をしない
- 火気の使用中はその場を離れず、使用後は確実に消火する
- たばこの吸いがら、使用後の花火や炭、焼却灰などは、必ず消火を確認してから、適切に処分する
- 火遊びはしない、させない
もしも山火事を発見したら…
- 燃え広がった火事を無理に消そうとするのは大変危険です。
- すみやかに119番通報し、安全な場所に避難しましょう。