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令和6年度 第2回県立都市公園指定管理者選定委員会 議事概要

更新日:2024年12月16日 印刷ページ表示

1 日時

 令和6年10月2日(水曜日) 9時30分から11時30分

2 場所

 群馬県庁 29階 292会議室

3 委員の構成

 8名(欠席1名)

4 議事

 県立敷島公園

  • 応募状況及び第1次審査結果について
  • 第2次審査方法の確認
  • 第2次審査
  • 第2次審査に係る意見交換

主な意見

1 第2次審査方法の確認

(委員)
 本日欠席委員の採点については、どの様な扱いになるのか。

(事務局)
 同一の内容をご確認のうえ採点を行っていただきたいため、本日のプレゼンテーション・ヒアリングに参加できない委員については、第2次審査において、採点は行わないこととしている。

(委員)
 施設の改修などは指定管理者の範囲ではないという理解で良いか。

(事務局)
 指定管理業務とは切り離して評価していただきたい。施設の改修にあたっては県において長寿命化計画を作成しており、順次改修・更新を行っていくものである。

2 第2次審査

「敷島パークマネジメントJV」プレゼンテーション・ヒアリング

※プレゼンテーション内容 略

(委員)
 代表団体の「(株)オリエンタル群馬」は、県内で敷島公園以外にも「道の駅まえばし赤城」「るなぱあく」などの管理を行っているが、各施設において兼任している方はいるのか。

(敷島パークマネジメントJV)
 常駐者の兼任はいない。ただし、互いの施設を見合う事や管理方法を確認するという研修等は行っている。

(委員)
 「(株)オリエンタル群馬」は敷島公園の指定管理が最初であったと思うが、敷島公園での管理運営の経験が、他の管理施設において役だっていることはあるか。

(敷島パークマネジメントJV)
 安全管理に関しては、どこも共通する内容であるため、他の施設にも十分活かせており、シナジーにも繋がっていくと考えている。例えばマニュアルといったものは展開しやすい。

(委員)
 新水泳場が供用された後の何かイメージはあるか。来園者にとっては、水泳場の敷地がどこまでかなどはわからない。どこも一体的に、視覚的に入ってくる。例えば園路など接する部分において、入りやすそうだとか、利用しやすそうだとか、何かデザイン上のイメージなどあるか。

(敷島パークマネジメントJV)
 敷島エリアグランドデザインが策定され、園内の案内サインや看板が各施設と連携しており、利用者が導線としてわかりやすいことが大事であると考えている。今回の期間において3年目以降は、群馬県と協議を進めながら、新水泳場オープンのスケジュールとも合わせながら準備を進めていきたいと考えている。

(委員)
 管理運営は現状、きちんと行われていると思うが、防犯対策について確認したい。特に心配していることは、痴漢などの犯罪行為。その様な事に対する対策はどのように考えているのか。

(敷島パークマネジメントJV)
 例えば夜間の防犯対策としては、屋外はトイレを含め24時間照明をつけており、利用者が不安になるような環境を作らないようにしている。
 また、園内の屋外トイレにおいて、盗撮などが出来てしまいそうな隙間などがあった場合には、埋めてしまうなどの対応を都度行っている。

(委員)
 申請書の中の県民の平等利用で、競技団体や前橋市を中心とした地域の方々との連携は記載があるが、中毛だけでなく、北毛、西毛、東毛地域の皆さんとの関係は、どのような配慮をされているのか。
 様々な地域からの利用促進について、積極的に考えているのか。

(敷島パークマネジメントJV)
 県有施設ではあるが、当然位置的には前橋市の方がアクセスしやすいということはある。しかし、公平・平等に対応はしている。
 今まで、様々な地域へのアプローチを積極的に行うまでには至っていなかったが、多くの県民へアプローチとして、県域に対する広報などにより、敷島公園をしっかりと発信していくということがまずはできるのではないかと考えている。

(委員)
 水泳場のリニューアル、あるいは国スポ・全スポぐんまによって利用者が増えるとあるが、一方で収入は減るとある。これはどういったことなのか。

(敷島パークマネジメントJV)
 国スポ・全スポぐんまが開催されることもあり、令和10年や11年はプロ野球の入る余地はないとの想定で全体的には減収となるが、アマチュア利用は着実に増やしていきたいと考えている。

(委員)
 収支計画が単年度ごとではなく、5年間の平均値になっており全て同じ数字になっている。年度ごとに作成する事が通常ではないか。

(敷島パークマネジメントJV)
 もちろん収支計画を作成するにあたり、作業的には単年度ごとに作成はしている。ただし、申請時における収支計画としては、5年間の平均値をとり作成している状況である。

(委員)
 災害対応について確認したい。首都直下型地震等を考えると、敷島公園自体が大きな避難所、第二時避難所にかかる可能性があると思うが、それに対する対応はどのように考えているか。

(敷島パークマネジメントJV)
 熊本地震が発生した際に、運動公園が避難場所となったケースは承知しており、平成28年の当時行っていた敷島公園運営協議会において、その課題に対する意見交換を活発に行っている。そのなかでは、地域との緩やかな関係性をつくり、防災訓練や情報共有といったことを進めていこうとしていたところである。ただし、新型コロナの影響で、活動が縮小していた。なので、これからの期間において、地域防災力を高めていく取り組みを進めていく考えである。
 なお前提として、県立敷島公園は避難所に指定されていないが、一次避難所に指定されているため、おそらく正田醤油スタジアムなどにも避難してくる方がいるであろうという想定で議論を展開してきている状況である。

(委員)
 リピート利用者の満足度を高める新規サービスの提供とは具体的に何か。

(敷島パークマネジメントJV)
 例えば、夏の熱中症対策として、屋内施設の利用需要が高まっている。陸上競技場の雨天練習場はエアコンも備わっているため、猛暑日でも練習出来る。また野球場の投球練習場は、施設全体の大会利用というよりも、この投球練習場を活用したトレーニング利用についても、受け入れていけるのではないか。そういった屋内施設の柔軟な運用といったサービス提供を進めていきたいと考えている。更には早朝夜間利用の可能性についても試行しならがサービス提供を進めていきたい。

(委員)
 コーエィ(株)は今までもJリーグの企画運営で関わっていたとのことだが、今回新たにJVに加えたことで、どのような役割を担っていくのか。

(敷島パークマネジメントJV)
 ご指摘のとおりコーエィ(株)はザスパの試合設営を担当している。我々JVはザスパのファン感謝祭などで共催という立場で関わってきたが、コーエィ(株)をJVに加えることで、ザスパに関する事業に更に主体的に関わっていくことができるのではないかと考えている。
 また、国スポ・全スポぐんまの対応としては、競技団体の控え室やテントなどの設営関係など、限られた敷島公園のスペースの中で、どのような設営が実現可能かなどといったところのノウハウを発揮していただけると考えている。

(委員)
 県外プロを除く令和10年、11年の有料公園施設利用料の見込み額が上がってるが、国スポ・全スポぐんまの関係で逆に減るのではないか。増える見込みはどのような理由なのか。

(敷島パークマネジメントJV)
 国スポ・全スポぐんま関連として、強化練習会や審判講習会、さらには出場選手の利用が増えると見込んでいる。ただし、国スポ・全スポぐんまによる利用制限も想定されるため、利用調整を積極的に行い、可能な限り選手の利用機会を増やしていきたいと考えている。

(委員)
 年間、月間、週間、1日とそれぞれの閑散期があると思うが、そこをどのようにしていきたいとの具体的な考えはあるか。

(敷島パークマネジメントJV)
 冬期は施設メンテナンスに集中していく時期ではあるが、もともと今期指定管理期間において、閑散期の利用者増を目指すことを謳っており、園路のニーズ、ポテンシャルはまだ多くあるのではないかと認識しているので、次期指定管理期間ではそのニーズやポテンシャルを活かしていきたいと考えている。
 週間、1日の閑散期としては夜間早朝が上げられるが、早朝は散歩、ラジオ体操などの動きがあるため、それに対してどのようにアプローチしていくかがこれからのチャレンジになる。

(委員)
 都市公園はグリーンインフラとして非常に重要。曖昧な概念だが、そのため色々なことができる可能性を秘めている。
 特に敷島公園は位置的にも使われ方にしても、グリーンインフラの概念に含まれるようなできごとがたくさんあるので、是非、他事例を調べていただき、取り入れられるものは積極的に取り入れていただきたい。

3 第2次審査に関する意見交換

(委員)
 様々なことについて改善を加えているので良いかと思う。特に芝生管理については、Jリーグの試合を受け入れるため管理をきめ細やかにおこなっており、他の者にはできないのではないかと思う。

(委員)
 天然芝の管理に関しては本当に素晴らしいものがあり、陸上関係では競技終了とともに数人が駆けつけ、投てきで凹んでしまったグラウンドを手作業で直しているというところを何度も見ている。投てきを正確に測る上でも、平行というものが非常に大事であり、丁寧な対応をしていただいている。

(委員)
 書類の作り込みは完璧である。その中で、提案された新規事業が、はたしてどれだけ本当にできるかということが課題である。
 だだし、やりたいという意思は伝わってきたので、信頼できる業者ではないかと思う。実際に敷島パークマネジメントJVが指定管理者になってから、敷島公園は非常に明るくて清潔で活気があるようになったので、今後も管理していただくことに不安はないと思う。

(委員)
 施設や植栽の管理については優秀であるため問題ないと思うが、収支計画においては、5年間を平均して作成しており、結局、年度付け替えである。そういった収支計画の立て方をしている事には少々不安が残る。

(委員)
 申請書の内容は今までと同じ内容について、視点を変えて書き換えたりしており、ボリュームが大きい。もう少し簡潔に記載していただきたいと思う。
 何十年も管理運営状況を見てきているが、非常に良く管理されており、実績もある。新しく参入しようと思って1から積み上げ対抗していく事は、至難の業だと思われる。
 これだけ実績を積んでおり、様々な側面に気を配って管理している状況であるため、引き続き管理をお任せして問題無いと思う。

以上

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