ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 農業技術センター > 令和6年度 病害虫発生予察注意報 第3号(オオタバコガ)

本文

令和6年度 病害虫発生予察注意報 第3号(オオタバコガ)

更新日:2024年7月12日 印刷ページ表示

令和6年度 発生予察注意報 第3号(オオタバコガ)(PDF:304KB)

1 注意報の内容

  1. 発生地域 栽培地域全域
  2. 発生量 多い

2 注意報発表の根拠

  1. 群馬県が県内に設置している6地点のフェロモントラップにおける成虫の誘殺数が平年に比べて多く推移しています(図1~6)。このことから成虫が産卵する卵の数も多く、すでに農作物に被害を与える幼虫が多く発生していると考えられます。
  2. 露地ナス、雨よけトマト、レタス等で幼虫による食害が確認されており、露地ナスでの食害は平年に比べてやや多くなっています。
  3. 向こう1ヶ月の気象予報(気象庁7月11日発表)によると、平均気温は高い確率70%であり、オオタバコガの発生量が多くなる気象が予報されています。​

注「誘殺数」:フェロモンによって引き寄せられ、粘着板に捕殺された数

3 防除対策

  1. オオタバコガは、幼虫(写真1)が果実や花蕾、結球の内部に食入し(写真2)被害となります。食入すると農薬がかかりにくくなるため、農薬による防除適期は卵がふ化してから食入するまでの約1週間となります。ほ場を見回り、幼虫を発見したら適切に防除してください。
  2. ナスやトマト等果菜類の被害果、レタスや花き類等の被害株は、内部に幼虫が生息している場合があるので、必ずほ場外へ持ち出して適切に処分してください。

4 防除上の留意点

  1. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避けてください。
  2. 農薬の散布にあたっては、必ず農薬のラベルに記載されている使用方法、注意事項を確認して適正に使用し、他の作物等への飛散に十分注意してください。

オオタバコガの幼虫(写真1)

写真1 オオタバコガ幼虫

ナス果実に食入するオオタバコガ幼虫(写真2)

写真2 ナス果実に食入するオオタバコガ幼虫

前橋市江木町での誘殺数(図1)グラフ画像

図1 前橋市江木町

伊勢崎市西小保方町での誘殺数(図2)グラフ画像

図2 伊勢崎市西小保方町

藤岡市本郷での誘殺数(図3)グラフ画像

図3 藤岡市本郷

東吾妻町植栗での誘殺数(図4)グラフ画像

図4 東吾妻町植栗

昭和村糸井での誘殺数(図5)グラフ画像

図5 昭和村糸井

太田市前小屋町での誘殺数(図6)グラフ画像

図6 太田市前小屋町

農業技術センターへ

病害虫発生予察情報一覧へ