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【3月】水稲「にじのきらめき」の定着に向けた栽培講習会

更新日:2024年2月28日 印刷ページ表示

令和6年2月28日発

東部農業事務所 館林地区農業指導センター

 邑楽館林地域では、水稲新品種「にじのきらめき」の作付けが拡大しており、近年の異常高温の影響で更に増加する見込みです。1~2月に栽培講習会を開催し、慣行品種と比較した「にじのきらめき」の特徴や令和6年産に向けた栽培上の留意点、カメムシ対策について周知しました。全6回開催し、生産者62名が参加しました。

1 ねらいと背景

 邑楽館林地域の水稲作では「あさひの夢」の作付けが約6割を占め、寡占化と近年の高温による品質低下のリスクが懸念されています。「にじのきらめき」は、高温耐性に優れ、倒伏に強く、大粒で良食味の多収品種です。また、「あさひの夢」と成熟期が異なるため、作期分散が可能です。既に産地品種銘柄および県認定品種に指定されており、今後も水稲は異常高温の影響を受けることが懸念されるため、更に作付けが増加する見込みです。

2 取り組み内容

「にじのきらめき」の生産拡大に向けて収量・品質の安定化を図るため、関係機関と連携し、施肥法の検討やほ場への旗の設置による適期収穫の啓発など、生産者に栽培技術の支援を行ってきました。また、作付け生産者から直接意見や感想を聞き取り、慣行品種と比較しながら特性や栽培上の課題を確認してきました。

これらの結果を踏まえ、1月24日~2月14日に全6回、各地区で「にじのきらめき」栽培講習会を開催しました。講習会には生産者計62名が参加しました。JA邑楽館林とともに、「あさひの夢」と比較した「にじのきらめき」の特徴や令和5年産の振り返り、田植日別の栽培のポイント、令和6年産に向けた栽培上の留意点、また今年全国的にも被害が多く、管内でも被害が確認されたイネカメムシの対策について、生産者に周知しました。今年初めて栽培する生産者からは「にじのきらめき」の施肥量や栽培法について質問が挙がり、新品種の導入に積極的な姿勢がみられました。

3 今後の方向

「にじのきらめき」の品質・収量向上を目指し、関係機関と連携して、栽培技術の支援を継続します。

スライドを用いた講習の様子写真

スライドを用いた講習の様子