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【11月】 旗の設置により水稲の適期収穫を支援しました

更新日:2023年11月1日 印刷ページ表示

令和5年11月1日発

東部農業事務所 館林地区農業指導センター

 館林地区農業指導センターとJA邑楽館林は8月中旬~10月中旬にかけて、水稲の高品質生産に向けて、ほ場・品種ごとに収穫適期の予測日を記入した旗を設置し、適期収穫を支援しました。今年は収穫適期の見極めが難しい年でしたが、旗の日付を目安に周辺ほ場の収穫が進められました。

1 ねらいと背景

 邑楽館林地域には水稲が約5,000ヘクタール付けされています。高品質水稲を生産するためには、早刈りや刈り遅れを防止し、適期に収穫することが重要です。そこで、各地の見やすいほ場に収穫適期を記した旗を設置して適期収穫を呼びかけました。

2 取り組み内容

 作期や地域、品種ごとにほ場別の帯緑色籾歩合を調査して、気温の経過を考慮しながら成熟期を予測し、10日前~3日前を目安に収穫適期を記した旗を設置しました。設置はJAと連携し、8月中旬~10月中旬にかけて、230ほ場で行いました。作付拡大が進む「にじのきらめき」は、主要品種「あさひの夢」よりも成熟期が早く、帯緑色籾がやや多く残った状態で収穫適期となるため、旗色を変えて230ほ場のうち100ほ場に設置し、適期判定の周知を強化しました。

 今年は夏季の異常高温により、出穂後の積算気温は収穫適期に達していても帯緑色籾歩合は達していないなど、適期の見極めが難しい年でしたが、旗の日付を目安にして生産者が各ほ場の成熟期を総合的に判断し、収穫が進められました。地域の成熟期を把握することにより、大型乾燥調製施設の円滑な運営にも寄与しています。

3 今後の方向

水稲の品質向上を目指し、関係機関と連携して、生育状況を把握し栽培技術の支援に取り組みます。

設置した旗の写真

設置した旗

「にじのきらめき」ほ場に専用の旗を設置

「にじのきらめき」ほ場に専用の旗を設置