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令和6年度 病害虫情報 第3号(スモモヒメシンクイ)
更新日:2024年5月14日
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令和6年_病害虫情報第3号(スモモヒメシンクイ)(PDF:453KB)
トラップへの誘殺数が平年より早い時期から増加しました
モモ、スモモへの加害が予想されます
発生状況をよく確認して、適期防除に努めましょう。
次世代以降の発生が早くなる可能性があります
次世代以降が加害するリンゴ等で防除時期を注意しましょう。
1 フェロモントラップへの誘殺状況
4地点のフェロモントラップのうち、沼田市下発知町、中之条町折田において、誘殺数が平年より早い時期から増加し、平年より多くなりました(図1~2)。
2 予想される被害
- 幼虫が果実の果皮下を食害し、食害痕を残します。
- 果実肥大期をむかえるモモ、スモモでは注意が必要です。
- 6月以降に発生する新世代はリンゴを食害します。
3 防除対策
- 農薬の散布は丁寧に行ってください。ほ場の周縁部など薬液のかかりにくい部分には、手散布等を行ってください。
- 「スモモヒメシンクイ」または「シンクイムシ類」に登録のある農薬を使用してください。
- 被害果は土中に埋めるなど、適切に処理してください。
- 6月以降に発生する新世代の発生も平年より早くなり、リンゴの防除時期が早まることが予想されます。今後の情報に注意してください。
図1 フェロモントラップグラフ 沼田市下発知町
図2 フェロモントラップグラフ 中之条町折田