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令和5年度地区別人権教育研究協議会
令和5年11月14日(火曜日)に、安中市立松井田小学校にて、令和5年度地区別人権教育研究協議会を開催しました。
本協議会は人権教育主任を対象に、授業参観・班別協議等を通して、人権教育の授業実践について理解を深めるとともに、人権教育の推進に必要な資質の向上を図ることを趣旨としています。
はじめに、4・5年生が歌で来場者を出迎えてくれました。曲目は、松井田小学校の皆さんが日頃から「人権の歌」として親しんでいる「Believe」で、手話を交えながら、心のこもった美しい歌声は、会場にいる人々の気持ちを温かくしてくれました。
全体会では、松井田小学校の人権教育の取組について人権教育主任さんから発表いただきました。改めて常時指導の大切さを実感でき、また、直接的指導や間接的指導についてもそれぞれの学校で参考にできる取組をたくさん知ることができました。
2つの学年で公開授業が行われ、4年生の総合的な学習の時間では、人権重要課題11項目のうち「高齢者」を取り上げ、「考えよう みんなの幸せ」をテーマに授業が行われました。高齢者の方々とともに活動するために自分たちが立てた計画を、これまでの学習の中で知った「高齢者の方々の思い」を大切にしながら見直しました。グループでの話し合いでは、高齢者の方のことを一生懸命考えながら「相手も自分も楽しく活動できるように」と意見を交換する児童の姿が印象的でした。
5年生の道徳では、「インターネット等による人権侵害」を取り上げ、主題名を「けんきょな心で」として授業が行われました。お互いの意見を交流する中で、児童全員が自分の考えを表現し、自分とは異なる意見も認め合いながら、様々な考え方に触れ、考えを深めている姿が素晴らしかったです。
授業後は、班に分かれて前半に授業研究会、後半に人権重要課題に関する取組について協議を行いました。
授業検討会では「人権教育で育てたい能力・態度」及び「人権教育の視点」から「子どもの学びの姿」「教師の手立て」等を見取り、成果と課題について意見交換をしていただきました。
人権重要課題においては、4年生の授業参観者は「高齢者」、5年生の授業参観者は「インターネット等による人権侵害」について、自校ではどのような実態・課題があり、どのような指導を行っているかについて情報共有をしていただきました。また、今後の取組につなげられるよう、人権教育主任として課題解決に向けた方策について協議いただきました。
【参加者の声】
- 松井田小学校の授業や合唱だけでなく、先生方の雰囲気や教室環境など大変素晴らしく有意義な時間を過ごすことができた。
- 他校での取組について情報交換ができ、自校での実践に生かせそうなことを知るよい機会となった。
- 各校の取組を知るほか、自校の課題も他の先生方と話し合うことで浮き彫りになり、今後に生かせそうで有意義だった。
- 常時指導の積み重ねの大切さが実感できた。
- 重要課題の講演や、SNSについての指導の具体例など学校ですぐに使えるようなことを示していただけるとありがたい。