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令和5年度第1回文化振興指針及び文化振興基金部会(通算9回目)の概要

更新日:2023年10月20日 印刷ページ表示

1 開催日時

令和5年8月31日(木曜日)10時00分~11時40分

2 開催方法

オンライン

3 出席者

委員 6名
事務局 4名

4 議事内容

(1)魅せる群馬の文化発信プラン(第2次群馬県文化振興指針) 令和4年度評価

【概要】

(委員)

評価結果を県ホームページに掲載するにあたり、分かりやすい内容・評価ではなければいけない。どれぐらいの達成でCと見るのか、認識を評価者の中で合わせておく必要がある。

(委員)

C評価がぎりぎり合格ラインをクリアしている程度だと合意形成した上で、評価案を審議していきたい。

【プロジェクト1 群馬の特色ある文化の活用と発信(群馬交響楽団の活用と発信)

(委員)

コロナ禍でできる取組は相当努力したと思う。オンライン配信のニーズに厳しいところはあったかもしれないが、それでも発信する側の努力として、試行錯誤していたと認識している。

(委員)

群馬交響楽団は、群馬県に住んでいる人なら誰でも知っている存在であり、地方に演奏に来てくれるのをすごく誇りに思っている。群馬交響楽団を支えるために、県民の人が集まって始まった深いアートマネジメントの歴史があると思うので、様々な場所(特に地方)で観られたらよいと思う。県が実施する事業ならば、出来るだけ等しく、芸術を楽しむ機会を与えていってほしい。

(委員)

どの事業に主軸を置いて評価するのかにもよる。都内でのコンサート、県内での定期演奏会、更にその他出前コンサートとなると、要求が多すぎる気もする。

(文化振興課)

群馬交響楽団は、オーケストラの中では非常に高い稼働率となっている。また、昨年度は障害者を対象にしたスペシャルコンサートの開催や、どこでも群響として県内子ども食堂や特別支援学校に出向いて、アンサンブル演奏を行った。非常に刺激的で、訪問先の関係者(特別支援学校の先生等)の評判もよかった事業であり、今年は自主事業として続けている。

【プロジェクト1 群馬の特色ある文化の活用と発信(群馬の食文化の活用と発信/群馬の温泉文化の活用と発信)】

(文化振興課)

温泉文化については、昨年度知事の会や議員連盟の結成など、全国的な広がりを持って取組を進めてきた。

(委員)

現在、温泉文化に関する取組が拡大していくプロセスにあることをふまえて評価したい。

【プロジェクト2 東国文化の魅力発信(東国文化の魅力発信、世界の記憶「上野三碑」の魅力発信、「偲ぶ毛の国」群馬の魅力発信)

(委員)

知人が観音山古墳を訪れたところ、朝からボランティアガイドの方がすごく活躍しており、オリジナル資料などを作り込んで説明してくれたと聞いた。地元のボランティアが自分たちの誇りとして、歴史遺産を伝えていこうと努力していることは素晴らしいので、出来ればもう少し評価したい。

【プロジェクト5 県立文化施設等の発信力強化

(文化振興課)

近代美術館は、改修工事等の影響で開館日数が少なくなった。館林美術館は、コロナ禍ではあったが、企画展の入りが好調であり、入場者数も目標に近い実績となった。自然史博物館は、家族連れが母体の施設であることから、入場者数の制限などコロナの影響を大きく受けた状況である。

(委員)

インターネットで時間日時の予約をしないと入場できない等、様々な規制があった中で健闘してきたことを踏まえた評価としたい。

【プロジェクト6 文化を活かした地域づくり(伝統文化を活かした地域づくり、「群馬の文化」を活かした地域づくり)

(委員)

群馬は地域芸能がすごく盛んだが、このコロナ禍で一番ダメージを受けたのではないかと思っている。デジタルアーカイブで踊りを記録するなどの取組を早く進めたほうがいい。

(文化振興課)

伝統文化のアーカイブ化はすごく大事だと思っている。8ミリビデオなどの記録が、復活の手がかりになる。楽譜も音階も無く、体で覚えてきてしまうので継承されにくい。映像で記録する事業も進めているが、主体が担い手団体となると、補助以外の経費(全体の1/3)を自己負担しなければならないが、存続の危機に瀕している団体は、その経費の支出も難しい状況である。

(2)魅せる群馬の文化発信プラン(第2次群馬県文化振興指針) 総合評価

(委員)

基本的には、これまで審議した令和4年度評価を基軸に考えていく方針で進めたい。ただ、食文化と温泉文化の事業で構成される【群馬の魅力発信】については、過去の流れを踏まえると、B評価が妥当ではないか。

(委員)

全国に比べ、群馬県のすき焼き店舗はそれほど多くないため、地域住民にとって馴染みはないのではないか。

(委員)

すき焼き事業は、食材が県内で全部調達できるところが売りのプロジェクトだったと理解している。だが、県民への認識の浸透ぶりもベースにして考えると、全体評価はB評価としたい。また、【群馬の魅力発信】について、政権の独自プロジェクトのような位置づけだと、明確に示した方がいいかもしれない。

(3)第3次指針評価体制の検討に関する意見交換

(委員)

多様性の促進の評価項目について、外国人や高齢者、障害者の方々の文化活動に関する行動の変化が見られるところをピックアップして指標にしていただきたい。

(委員)

事業評価の中に、変動要素を設けた方が良いと思っている。今回の評価理由では、このような客観的な数字があまりみえなかった。可能な限り、変動要素の説明(人数制限や休館等)を、今後コロナの影響に関わらず入れたほうがいい。

数字設定にあたって、個票の記載項目(事業目標・事業成果・事業結果、いわゆるそのゴールとアウトカムとアウトプット)が、必ずしも一致していないという印象を持った。合意が難しいという話もあったが、どう整理していくかが今後の課題だと思う。

(委員)

コロナ禍の経験が、状況に応じて指標の見直しを考えていくよい気づきになった。

(4)その他

(文化振興課)

第2次指針は今回の全体評価を決定して終了となる。次年度以降は計画期間が10年ということで、長期スタンスになるため、KPI(重要業績評価指標)は時代に応じて見直すような仕組みも必要だと考えている。事業評価の仕方等について、委員の皆様とゼロベースで協議をしながら、今年度中に制度設計したい。

資料

  • 次第 (PDF:69KB)
  • 資料1  魅せる群馬の文化発信プラン-第2次群馬県文化振興指針-評価シート一覧(令和4年度分)
  • 資料2  魅せる群馬の文化発信プラン-第2次群馬県文化振興指針-2018~2022年度評価一覧
  • 資料3  魅せる群馬の文化発信プラン-第2次群馬県文化振興指針-評価シート個票

(資料は未確定の内容が含まれるため非公開とする)

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