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ぐんま学生会議 ロールモデルインタビュー【5】 渡邉 典子さん(株)ソウワ・ディライト(旧 双和電業株式会社)人事課 課長)

更新日:2017年2月7日 印刷ページ表示

株式会社ソウワ・ディライト人事課において、学生に対しての会社説明会や就活イベントなど、人材の確保に関する業務や女性社員が働きやすい職場環境づくりなどに取り組まれている、渡邉 典子さんにお話を伺いました。

取材者:共愛学園前橋国際大学 国際社会学部 3年 藤田真衣、大山和希、芦田朱莉、吉田智香、高林佳保里、小林もえ

1 1日のタイムスケジュールを教えてください。

 月曜日から金曜日までの通常勤務に加え、月に2回ほど土曜日も働いています。
私には子どもが3人いて、一番下の子が小学生なので朝が忙しいため、通常8時出勤のところ30分遅れで出勤して6時に退勤しています。
仕事内容は職場環境を良くするために、出勤後は職場内の花やプランターの手入れをしたり、事務所内の汚れが気になる箇所を掃除します。
その後はFacebookやメールチェックなどの事務処理を行ったり、社外に出て現場のパトロールをしたりしています。

2 20代、30代にかけて育休、産休を取得する人も多いと思うのですが、キャリア形成上、空白とならないために会社として、従業員に対して行っていることや今後行いたいことは何ですか。

 当社は育児・介護休業の利用促進や職場における女性の活躍推進を制度化する「群馬県いきいきGカンパニー」に認定されているため、制度の基準に沿った取組を日々行っています。
 今後は育児問題だけでなく介護での問題も増える時代になることが予測されるため、いち早く問題に対応できるように意識してやっていきたいと思います。

3 仕事と家事や育児を両立してみて、あったら良いなと思う制度はありますか。

 急に子どもが体調を崩すなどの理由でやむを得ず早退しなければならない場合があります。そういった際に家でも仕事ができる環境づくりなど将来的にできたらいいなと思います。
 今後は更なる職場環境の向上に向けて女性社員の本音の意見を聞いて、実現に向け取り組んでいきたいです。

4 独自の特徴的な取組や制度について教えてください。

 電気設備工事業界は男性がメインの業界なため、女性からのイメージが悪いという課題がありました。その業界の中で、女性が徐々に活躍できる機会をつくっていきたいという目的から「KUROTSUBAKI」というチームを結成しました。男性がメインの現場に実際に女性が参加することで、一緒に働く男性社員の活気づけや、コミュニケーションの増加から仕事の質の改善にもつながりました。
 ただ女性を現場に出させるだけではなく、作業服や、黄色ヘルメットなどの固定イメージを払拭するべく、こだわりのある女性用Tシャツや、ヘルメットの制作も行いました。
 今、「KUROTSUBAKI」として心掛けることとして、身だしなみや挨拶など小さいことでも気遣いのできる女性になることを掲げています。小さいこと1つ1つでも自信を持って仕事に取り組んでいこうという姿勢を大切にしています。

5 仕事と生活の両立にあたって工夫していることを教えてください。

 自分の時間を作ることが難しいですが、1時間でも自分の好きなことをしてリラックスする時間を作り、リセットするようにしています。特に健康面には気を遣い、無理をしすぎると体調を崩して家庭が回らなくなってしまうため睡眠の時間の確保を徹底しています。

6 学生へのアドバイス・応援メッセージ

 社会人になると幅広い年齢層の人と接する機会が増えるため、学生のうちに多くの人とコミュニケーションを取り、そのような方々から様々なことを吸収してもらいたいです。
 また、人間の在り方については仕事以外の場面でも学ぶことになるのでたくさんのキャリアを積んでもらいたいと思います。

7 学生の声(感じたこと等)

 電気設備工事会社とは思えないほど居心地の良い職場で感動しました。また「KUROTSUBAKI」の皆様は身だしなみや挨拶などが素敵で同じ女性として圧倒されました。
 業界のイメージを払拭するために、職場環境だけでなく社員に対しての教育が徹底され、皆様からは黒椿の花言葉である、気取らない優美さが伝わってきました。
 今後、「KUROTSUBAKI」が先陣をきり、業界のイメージ向上に向けた様々な取り組みを行い、活躍をしていくことを期待しています。

双和電業(株)インタビューの様子写真1
双和電業(株)インタビューの様子写真2

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