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平成27年度ぐんま輝く女性表彰 受賞者の決定について
群馬県では、「ぐんま女性活躍大応援団」を設置して、県内企業や団体等と共に、地域ぐるみで女性の活躍を応援する県民運動を展開しています。
この一環として、県では平成27年度、男女共同参画の推進に顕著な功績のあった方を称えるとともに、女性活躍の身近なモデルを示す「ぐんま輝く女性表彰」を創設し、すべての女性が輝く環境づくりを推進します。
平成27年度の受賞者は、以下のとおりです。
1 ぐんま輝く女性功労賞
県内において男女共同参画の推進に積極的に取り組んでおり、他の模範であると認められる個人を表彰します。
栗田 政子(くりた まさこ)
NPO法人ウィメンズウイルぐんまの設立時(平成16年)から理事として活動し、理事長や副理事長を歴任。男女共同参画社会の実現という目的達成のための自主事業を実施するほか、群馬県の事業を受託するなど活動を広げてきた。また、群馬県女性団体連絡協議会においても役員を歴任。平成24年からは副会長として、構成団体相互の発展に努めるとともに、男女共同参画社会の実現に向けて活躍している。
皆川 陽子(みながわ ようこ)
平成5年から配偶者等からの暴力(DV)に苦しむ女性の被害者支援活動に取り組み、平成16年にDV被害者支援団体「きりゅう女性支援グループいぶき」を設立。DV被害相談事業やDV予防啓発活動、支援ボランティア養成等に活躍してきた。平成18年に特定非営利活動法人化した後は、被害者の自立支援事業として2ヶ所のシェルターとステップハウスの運営に力を注ぐなど、長年に渡りDV被害者を支援している。
山本 道子(やまもと みちこ)
平成17年から特定非営利活動法人被害者支援ネットすてっぷぐんま(現公益社団法人被害者支援センターすてっぷぐんま)の相談員として従事。多年にわたり、犯罪等の被害者(殺人、性犯罪等の犯罪や交通事故・DV・ストーカーなどの被害を受けた方)及びその家族・遺族に対する精神的ケアや被害の回復・軽減のための支援を行うなど、犯罪被害者支援に力を注いでいる。
2 ぐんま輝く女性チャレンジ賞
政策方針決定過程への参画や地域貢献活動等、様々な分野にチャレンジすることで輝いている女性個人・女性団体を表彰します。
石川 直美(いしかわ なおみ)
出産後に不動産鑑定士の資格を取得し、全国的にも数少ない女性の不動産鑑定士となった。平成9年に有限会社石川不動産鑑定士事務所を設立し、現在まで不動産鑑定業者として活躍している。また、業務で培った高い見識や幅広い人脈を評価され、県・市の各種委員を務めているほか、平成27年から前橋中央ロータリークラブの会長に就任するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいる。
長谷川 恵理子(はせがわ えりこ)
結婚と同時に就農。シニア野菜ソムリエとして食育や就農支援に繋がる活動を実践するほか、農林水産省が推進する新事業「農業女子プロジェクト」にも参画し、企業と連携した新たな商品開発を行うなど、活動は多岐に渡る。日本農業経営大学校運営法人農業経営力養成講座の講師として農業経営者育成も担うほか、群馬県農政審議会委員も務めるなど、女性農業者の社会参画・経営参画の拡大に積極的に取り組んでいる。
福田 小百合(ふくだ さゆり)
県内病院に勤務する傍ら、平成22年より子宮頸がん予防に関する普及啓発に積極的に取り組み、平成23年にNPO法人ラサーナを設立。平成24年から子宮頸がん予防啓発マラソン「高崎美スタイルマラソン」を開催するなど、女性特有のがん検診受診への働きかけを積極的に行っている。また、女性の育児支援など、女性の生活の質の向上のための幅広い活動を行っている。
3 ぐんま輝く女性支援賞
様々な女性のチャレンジについて積極的な支援を行っている個人・団体を表彰します。
特定非営利活動法人キッズバレイ
若者や子育て世代の“暮らし”と“仕事”を支援して地域経済を活性化することを目的として、子育て支援、在宅就業支援、起業支援を行っているほか、若者や子育て世代の新たな働き方と新たな繋がりを生み出す交流の場づくりにも取り組んでいる。子どもや母親の学び場の提供、多様で柔軟な働き方の提供などを通じ、女性の活躍を支援している。
一般社団法人ママプロぐんま
未就学児を持つ母親を対象に、母親同士あるいは地域を通じた自助・共助の仕組みを作り、子育てしやすく、活躍できる環境整備に取り組んでいる。
また、母親同士のネットワークづくりや育児中の女性の就労支援、学びの場の提供、テレワークなどを通じ、女性の活躍を支援している。