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ぐんま学生会議 ロールモデルインタビュー【7】 栗原 洋子さん(東日本旅客鉄道株式会社 高崎支社)
東日本旅客鉄道株式会社高崎支社総務部サービス品質改革室に勤務されている、栗原洋子さんにお話を伺いました。
取材者:高崎経済大学 地域政策学部 3年 赤岡晶穂、伊藤一茂、鯨拓哉、武井美沙子
1 独自の特徴的な取組や制度について教えてください。
「短日数勤務」という制度があります。定められた休みの他にも、1ヶ月の間に4日間の休みをとることができます。この制度は、子育てや家事との両立をしやすくさせる制度です。
2 仕事の継続や、仕事と生活を両立する上で、職場の方々のサポートはありましたか。
車掌を務めていた頃、職務中は携帯電話を触ることができないため、子どもが急病の際は職場を通じて連絡をもらっていました。他の車掌と交代し、私自身がすぐに帰宅できるよう手配をしてもらいました。
3 仕事と生活を両立するにあたってのロールモデル、またはキャリア形成にあたってのロールモデルとなる社員の方はいましたか。
当時は女性社員が少なかったこと、また制度が始まったばかりだったことから、そのように明確に目指す人はいませんでした。仕事に復帰する前には雑誌などで他業種の人の働き方を参考にシミュレーションをしていました。今後は自分の経験を活かし、後輩の相談にのれるようになれたらと思います。
4 仕事の継続や、仕事と生活を両立する上で、上司の方との印象深いエピソードはありますか。
育休中は、会社のリアルタイムな情報が入りにくいため、年に一度開かれる「仕事と育児の両立支援セミナー」で会社の情報を得たり、同じ育児休職中の人と情報交換をしました。エピソードとしては、職場に子どもを連れて顔を出した際に、上司に子どもを抱っこしてもらったり、あやしてもらいました。今思えば、子どもの顔を上司や職場の人に知ってもらうことで、子どもの急な発熱で帰宅しなければならない時などに協力してもらえる環境に繋がったのではないかと思います。
5 仕事と生活の両立にあたって工夫していることを教えてください。
夫婦がそれぞれ仕事をしているため、プライベートでは夫の協力が欠かせません。平日は仕事をしつつ、家族と過ごす時間を大切にしています。洗濯や掃除などの家事は、土日の休みを利用してまとめて行い、平日の負担を減らすように努めています。
6 仕事と生活を両立する上で大変だったことを教えてください。
一番大変だったのは、子どもの体調が急に悪くなった時です。誰が休んで看病するのか、家族全員で相談します。両家の実家が近いので、お願いすることも多いです。
7 学生へのアドバイス・応援メッセージ
社会人になっても、仕事だけでなく様々なことに興味を持って挑戦してほしいです。そして、周りへの感謝の気持ちを忘れず、良い人間関係を築ける人になってほしいと思います。
8 学生の声(感じたこと等)
介護や結婚、育児に関しての休暇制度についてまとめた「両立支援ガイドブック」が存在し、独自の制度を整えていることがわかりました。自分の都合に合わせて休暇を取れる点に良さを感じました。