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ぐんま学生会議 ロールモデルインタビュー【5】福崎 幸乃さん、石原 洋子さん、中島 純子さん(株式会社ナカダイ)
不要と判断された”モノ”について、リマーケティングビジネスを行っている、株式会社ナカダイの福崎幸乃さん、石原洋子さん、中島純子さんにお話を伺いました。
取材者:共愛学園前橋国際大学 国際社会学部 2年 新井汐音、吉沢達大、1年 木村百花、佐藤優菜、星野萌花
1 社員のワーク・ライフ・バランスの推進に関する独自の特徴的な取組や制度はありますか。
育児支援休暇、育児介護看護休暇として有給休暇が支給される制度があります。育児支援休暇は、仕事と子育ての両立を促進するために定めたもので、年3日取得することができます。これは、独自の取組で、子どもの運動会や保育参観等への参加など、子どものために使用できる休暇です。また育児支援休暇とは別に育児介護看護休暇を取得できます。この休暇は、子どもの病気やケガの看護のため、また両親や家族の介護などのために年5日取得することができる制度です。その他の制度として、長期休暇をお盆以外に最大9日間取得することができます。
2 育児休暇を取得したことによる利点と欠点は何だと思いますか。
利点は自分を見つめ直すことができた点です。更に、第2子の時の育児休暇では、上の子と過ごす時間が確保できるので、より良い親子関係を築くことができると思います。欠点は、仕事内容が進み、おいて行かれてしまう心配があることです。しかし、半年に一度、全社員参加の共有・報告会が行われるため、そこで会社の方向性や大まかな仕事内容を確認でき、復帰後もスムーズに仕事ができます。
3 仕事と生活の両立にあたって工夫していることを教えてください。
子供たちに任せられる家事は任せるということです。全て自分一人で頑張るのではなく、協力してもらうということも大切だと思います。そして、就寝前に翌日の予定を考えるということも大切です。
4 出産や育児の際、仕事を続けられないと考えたことはありますか。
職場環境が良いため、続けられないと思ったことはありません。働くことによる社会との関わりが、自分自身にも育児にも良い影響を与えていると思います。
5 学生へのアドバイス・応援メッセージ
出産や育児・家事も大切な経験の一つなので、たくさんの経験をしてほしいと思います。学生は時間の使い方が自由なので、自由な時間があるうちに今しかできないことをたくさんするべきです。更に、何か一つでも趣味を見つけることも大切だと思います。
6 学生の声(感じたこと等)
今回ナカダイさんの取材をさせていただいて、子どもの行事に参加できるような有給休暇があったり、子どもとの時間を大切にできる長期休暇があるという職場環境に魅力を感じました。実際に取材してみないと知ることのできないことがたくさんありました。仕事と生活の両立や、育児休暇の利点と欠点、実際に働いている女性の経験について知ることができました。このインタビューで学んだことを今後の私たちの将来に活かしていきたいと思います。