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県埋蔵文化財調査センター 発掘情報館 金井東裏遺跡「甲(よろい)を着た古墳人」情報展示コーナー

更新日:2017年3月30日 印刷ページ表示

 金井東裏遺跡は、国道353号金井バイパス(上信自動車道)建設工事に伴い、平成24年9月から公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団が発掘調査を実施しました。「甲を着た古墳人」は、平成24年11月に榛名山の6世紀初頭の火山灰や火砕流で埋まった溝の中で発見されました。
 発掘情報館では、平成25年5月12日から展示コーナーを設け、「甲を着た古墳人」実物大レプリカを展示して遺跡の情報を県民の皆さんにお伝えしてきたところです。さらに平成26年7月2日からは、金井東裏遺跡展示コーナーを拡充して、立体模型(ジオラマ)や出土品の一部を展示することとしました。

展示構成

(1)4区・9区古墳時代遺構面の立体模型(ジオラマ)75分の1

立体模型(ジオラマ)の画像
立体模型(ジオラマ)

 金井東裏遺跡の4区・9区火山灰降下面の発掘区全体の地形と、発見された遺構や遺物を75分の1の縮尺で立体的に表現しています。観覧者に遺跡の様子をより具体的に理解していただくための展示資料として制作しました。模型全体の大きさは、長さ2メートル13センチメートル、幅97センチメートル、高さ84センチメートルで、重さ約107キログラムです。

(2)「甲を着た古墳人」の発見状況を再現した実物大の模型

「甲を着た古墳人」の発見状況を再現した実物大の模型の画像
「甲を着た古墳人」の発見状況を再現した実物大の模型

 「甲を着た古墳人」は鉄製の甲を着装したまま出土した人骨です。公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団では、現在、脆弱な人骨や錆化の進んだ鉄製甲を後世まで残すために取り上げる詳細調査を実施していますが、「甲を着た古墳人」の発見状況を再現するため、現地で三次元計測を行い、そのデータをもとに展示用の模型を作成しました。

(3)「甲を着た古墳人」を埋めていた榛名山噴出物の土層はぎ取り断面

 「甲を着た古墳人」を覆っていた榛名山の噴火による火砕流と火山灰について、現地の土層断面をはぎ取った資料を展示します。

(4)最新情報:金井東裏遺跡で発見された足跡

 金井東裏遺跡では「甲を着た古墳人」が発見されたのとは別の地点から、同時期の足跡が発見されました。湿った火山灰の上を歩いた跡が20カ所以上あります。その一つについて作成したシリコン型を展示します。

(5)出土した土器・石製模造品・まが玉等【新設】

 4区北西隅で発見された祭祀遺構から出土した9000点におよぶ出土品の中から、青銅鏡、ガラス玉、石製模造品などを展示します。また、完全に近い形で出土した須恵器大甕や土師器壺・杯などの一部を展示します。

(6)その他

 金井東裏遺跡の概要等をまとめた文字・写真パネル【改訂】

休館日

 土曜日・祝日(祝日と日曜日が重なる場合は開館・翌日休館)、年末年始ほか
 ※詳細はお問合せください。

時間

 午前9時~午後5時

会場

 県埋蔵文化財調査センター発掘情報館(住所:渋川市北橘町下箱田784-2 電話:0279-52-2513)
 発掘情報館の地図<外部リンク>

観覧料

 無料

問合せ先

 公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団<外部リンク>
 〒377-8555 渋川市北橘町下箱田784-2
 電話:0279-52-2513 Fax:0279-52-2904

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