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県立図書館の在り方検討委員会(第1回)議事概要
更新日:2021年11月30日
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1 日時
令和3年10月12日(火曜日)18時~19時10分
2 場所
ウェブ会議(教育委員会会議室)
3 出席者
委員6名、事務局7名
4 議事
県立図書館をとりまく状況について
主な意見
所掌事項に関する委員からの主な意見は、次のとおりです。
長期的な視点からみた県立図書館の在り方
- デジタル技術は今後どんどん伸びていくと考えて検討を進めていかなければいけない。
- 郷土資料等は、収集、デジタル化し、誰もがアクセスできるような体制整備に取り組んでもらいたい。
- デジタル空間の拡大と、体験や人が集まって交流することによって生まれる知の両方が実現する図書館であってほしい。
- 実空間と情報空間が融合した形を模索するべき。
- 市町村立図書館の充実で、県立館の意義は薄らいできたように思えるが、社会情勢の変化、人口減少を見据えると、県立図書館の役割はかえって強化する必要がある。今後図書館を維持できない市町村が増えると、県立が広域でフォローしていかなければならない。
- 2050年のことは誰もよくわからない。社会の変化に応じて図書館がどんな役割を果たすべきか探求できるのは唯一県立館だけではないか。
- 未来の図書館を議論するということは、子どもたちを支える図書館を設計するということ。立派に幸せな人生を送れるだけの情報、また体験をさせていく施設としてあり続ける必要がある。
- 時間軸で考えることが大事。どこを見据えるのかというのがあってよい。短期、中長期で考えるのがよい。
前橋市立図書館とのサービス重複等について
- 利用する中で、県立図書館は専門性の高い図書館という認識があり、市立図書館との重複はあまり感じていない。
- 県立と県庁所在地の図書館との機能重複は、群馬の場合はあたらないと言ってよい。データを示し、論破することも図書館業務においては必要。議論にけりをつけた上で先に進むべき。
- 県市一体の整備がよい取組と受け止める風潮があるが、あくまでもその環境で成立するモデル。群馬には群馬らしさがあるので、こだわって追求した方がよい。
- (県有施設のあり方検討最終報告で出された)前橋市立との合築の検討は、行政上のコストカットから提案されている。連携を否定するものではないが、安易な合築はやめたほうがいい。
- 児童書がかなりある。また、読み聞かせもやっているが、これらは市町村への指導的役割として実施してもらいたい。
文書館との再整備について
- 利用者からすると、利便性を考えるうえでも、同じ場所にある方がよい。
- 文書館との再整備はよい流れ。やるのであれば、機能的連携を持たせ、雑居ではなく混ぜ合わせていくことが重要。
- いろいろな意味で複合化施設が増えている。ワンストップで利用できる文書館との複合化については、問題ないのではないか。