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子どもの救急ってどんなとき?~誤飲・誤食をした時
更新日:2011年3月1日
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観察のポイント
- 子どもの事故で多い、誤飲・誤食による中毒は、ハイハイや、つたい歩きができるようになり、行動範囲がグンと広がると、ちょっとした油断で起きてしまいます。
ものによっては、少量でも生命に危険がありますので、子どもの周りに危険なものを置かないようにしましょう。 - まず、何を飲んだかという情報が大切です。
受診の時に、飲んだ物と同じ物、または、医薬品、洗浄剤、消臭剤、殺虫剤などの場合は、その成分が分かるような説明書や箱、ビンなどを必ず持参して下さい。
様子を見て大丈夫(通常の診療時間内に受診しましょう)
- タバコを少しだけかじった
- プラスチック、紙、ビニール、クレヨン、鉛筆の芯をかじった、インク、絵の具をなめた
早めに救急外来を受診した方がいい時
- 飲み込んだとたんにせきがはじまった(気管や気管支に異物が入った可能性があります。)
- 医薬品、洗浄剤、殺虫剤などを飲んだ
- けいれんを起こしている
- 意識がない
- 顔色が悪い
- 呼吸の状態がおかしい
- 嘔吐が止まらない
- ボタン電池を飲み込んだ、鼻に入れた
- 硬貨を飲み込んでしまった
ワンポイントアドバイス
家庭で対処すること
- 異物が口の中に見えるときは、人差し指をほおの内側に沿って差し入れ、詰まっているものをかきだす。あわててのどの奥に押し込まないよう注意しましょう。
- 異物を飲み込んだ場合は、下の表を参考に速やかに応急処置をして下さい。
タバコ葉・吸い殻 | タバコを浸した溶液 | 強酸又は強アルカリ (洗浄剤、漂白剤等) |
医薬品 | 石油製品 (灯油、マニキュア、除光液等) |
芳香剤、消臭剤 | 防虫剤 (ナフタリン等) |
香水・ヘアトニック | ボタン電池 | |
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水を飲ませる | 不可 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 可 | 可 | 可 | 不可 |
牛乳を飲ませる | 不可 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 可 | 不可 | 可 | 不可 |
吐かせる | 可 | 可 | 不可 | 可 | 不可 | 可 | 可 | 可 | 不可 |
- 応急処置がわからない時は、公益財団法人日本中毒センター(中毒110番)に問い合わせて下さい。
公益財団法人 日本中毒情報センター
- つくば中毒110番(365日9時~21時対応)
029-852-9999(一般市民専用電話、情報提供料:無料) - 大阪中毒110番(365日24時間対応)
072-727-2499(一般市民専用電話、情報提供料:無料) - タバコ専用電話(365日24時間対応)
072-726-9922(テープによる情報提供、情報提供料:無料)
注意すること
- 自宅で応急処置ができない時や、応急処置の方法がわからない時には、病院に電話連絡を入れてから、できるだけ速やかに受診しましょう。(医薬品を含む化学物質では、口に入れてから時間が経つほど処置の効果が出にくくなります。)