本文
子どもの救急ってどんなとき?~やけどをした時
更新日:2011年3月1日
印刷ページ表示
観察のポイント
やけどは、0~4歳児に多く、熱湯によるやけどが最も起こりやすいものです。また、使い捨てカイロやぬるい湯たんぽでも長時間あたると、低温やけどになることがあるので注意が必要です。
やけどは範囲と深さが重要です。やけどの深さは、第1度~第3度に分類されています。
第1度 | 皮膚の表面が赤くなっている時で、水ぶくれにはならない程度 |
---|---|
第2度 | 水ぶくれ(水疱)ができているような場合 |
第3度 | 皮下組織まで達するやけどで、皮が黒く焦げていたり、白くなっているような場合 |
様子を見て大丈夫(通常の診療時間内に受診しましょう)
- 赤いだけで水疱ができない
- 範囲が狭い第1度程度のやけどの時
早めに救急外来を受診した方がいい時
- 皮下組織まで達するやけどの時(第3度)
- やけどの範囲が大人の手のひらより広い時
ワンポイントアドバイス
家庭で対処すること
- まず、流水で10分以上冷やすこと。(第1度、第2度)
(服を脱がせづらいときは服の上からでも大丈夫です。) - 水ぶくれは破らないようにして清潔を保つこと。
注意すること
- 油やアロエを塗ったり民間療法をしたりせずに、すぐに受診しましょう。
- 低温やけどにも注意が必要です。
- 乳幼児の場合は、スイッチを入れたままのホットカーペットやカイロなどでも低温やけどになることがあります。