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レジオネラ症
トピックス「レジオネラ症が増加しています!」(2023年6月6日発行) (PDF:529KB)
どんな病気?
レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌が原因で起こる感染症です。
レジオネラ属菌は、一般的に水中や湿った土壌などに生息しています。レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(目に見えないほどの細かい水滴)や水、ほこり・ちりを吸い込むことで感染を起こします。ヒトからヒトへ直接感染することはありません。
症状によって、重症な呼吸器症状を起こす「レジオネラ肺炎」と、一般的に軽症な「ポンティアック熱」の2種類に分けられます。レジオネラ肺炎は、38度以上の高熱や呼吸困難、意識障害などが症状として現れ、急激な重症化により命に関わることもあります。
高齢者やその他病気にかかっている人、抵抗力が弱くなっている人は、発症しやすいので特に注意が必要です。
予防方法は?
浴槽水や加湿器の水はこまめに取り替え、浴槽や加湿器のタンクはぬめりが発生しないように定期的に清掃をしましょう。使用後はきちんと水を抜き、よく乾かすことで清潔に保ちましょう。
また、エアロゾルが発生する高圧洗浄、ほこりやちりが発生する農作業やガーデニングなどの作業をする際はマスクを着用しましょう。
レジオネラ属菌の感染予防のためのワクチンはありません。抗菌薬により治療することができるので、早めの診断・治療が重要になります。
群馬県内の報告状況
レジオネラ症の患者は、初夏から秋にかけて多く報告されています。
報告年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
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群馬県 | 50人 | 59人 | 76人 | 42人 | 58人 | 49人 | 64人 | 46人 |
全国 | 1,733人 | 2,141人 | 2,316人 | 2,059人 | 2,133人 | 2,143人 | 2,271人 | 2,261人 |
2023年全国は1月5日現在の報告数です。
最新の報告数はこちらをご覧ください。
- 群馬県:医師が届出を行う感染症(全数報告:四類感染症)
- 全国:感染症発生動向調査(IDWR)(国立感染症研究所)<外部リンク>
関連情報
- レジオネラ症の届出基準(厚生労働省)<外部リンク>
- レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針の一部改正について(食品・生活衛生課)
- レジオネラ症とは(国立感染症研究所)<外部リンク>
- レジオネラ症に関するQ&A(厚生労働省)<外部リンク>
- レジオネラ対策のページ(厚生労働省)<外部リンク>