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つつが虫病について
更新日:2023年11月8日
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群馬県内の報告状況
感染症発生動向調査では、群馬県内のつつが虫病患者は、例年10月~12月にかけて多く発生しています。過去に報告された推定感染地域は、主に北毛地域でした。
群馬県内の報告状況は、次のページの表(類型:四類)をご覧ください。
トピックス「つつが虫病に注意しましょう!」(2023年11月7日発行) (PDF:144KB)
どんな病気?
主に秋~初冬、または春~初夏にかけて多くみられる感染症です。
つつが虫病リケッチアという病原体を持っているツツガムシの幼虫に刺されることでおこります。
ツツガムシは、ダニの一種で、山林、河川敷などの草地、耕作地などに生息し、病原体を持っていることがあります。
群馬県での過去数年間に多く報告された推定感染地域は、主に北毛地域で、西毛地域の報告もあります。
発熱、発しん、刺し口(5~10ミリメートル大)が主な症状で、刺されてから7~14日たった後に発症します。
全身倦怠感、食欲不振、頭痛、リンパ節腫脹などの症状も伴います。人から人へは感染しません。
- つつが虫病の詳しい疾患情報(国立感染症研究所)<外部リンク>
- 届出基準(厚生労働省)<外部リンク>
予防方法は?
農作業、山菜採り、河川敷の散歩時などは、ツツガムシに刺されないように以下のことに注意してください。
- 長袖・長ズボンを着用し、素肌を出さない。
- 草の上に腰をおろしたり、寝転んだりしない。
- 作業中に脱いだ上着やタオルなどを草の上に放置しない。
- 防虫スプレーを使用する。
- これらの場所に立ち入った後は入浴し、着替えをする。
症状が出たら
早期治療が大切です。
山林や田畑、川原などに立ち入ってから1~2週間後に、発熱や発しんなどの症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。
その際、これらの場所に立ち入ったことを医師に申し出てください。
治療が遅れると重症化することもあります。