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風しん
- トピックス「3月1日~7日は、子ども予防接種週間です!」(2024年2月27日発行) (PDF:152KB)
- トピックス「44~61歳の男性の皆様 風しんの抗体検査・予防接種はお済みですか?」(2023年10月10日発行) (PDF:520KB)
全国では2018年から2019年にかけて風しん患者が急増しました。
風しんにかかったことがない方、予防接種を受けていない方、どちらも不明の方は、予防接種についてご検討ください。また、風しんの定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、予防接種を受けましょう。
予防接種歴が不明な方等で風しんを疑う症状があった場合は、必ず受診前に医療機関に連絡し、指示に従って受診しましょう。
どんな病気?
風しんは、発しん・発熱・リンパ節の腫れが主な症状の感染症です。潜伏期間は2~3週間であり、発しんの出現前後7日くらいは感染力があると考えられています。
妊娠初期の妊婦が風しんにかかると、生まれてくるこどもに白内障、先天性心疾患、難聴などの障害が起こる可能性があります(先天性風しん症候群)。
リンク集
- 風しんについて(厚生労働省)<外部リンク>
- 風しん(国立感染症研究所)<外部リンク>
風しんを疑う症状が出たとき
風しんの予防接種歴が不明な方、予防接種を2回受けていない方で、発熱や発しんなど風しんを疑う症状があった場合は、必ず受診前に医療機関に電話等で連絡しましょう。
医療機関に風しんを疑う旨を伝えた後は、指示に従い早急に受診してください。受診の際は公共交通機関の利用は避けてください。
また、周囲に感染を広げないよう不要な外出は自粛し、妊婦との接触を避けましょう。
群馬県内の報告状況
風しんは、2008年から感染症法上の全数把握対象疾患となりました。
群馬県内の風しん患者報告数は、2009年以降低い水準で推移していましたが、2012年から患者報告数が増加し2013年は54例の患者が報告されました。その後2016年に1例、2018年に22例、2019年は8例の報告がありました。
なお、先天性風しん症候群については、2011年に1例の患者報告がありました。
報告数 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
群馬県 | 0 | 0 | 1 | 0 | 22 | 8 | 0 | 0 | 0 | 2 |
全国 | 319 | 163 | 126 | 93 | 2,917 | 2,306 | 102 | 12 | 15 | 12 |
2023年の全国は2024年1月5日現在の報告数です。
最新の報告数はこちらをご覧ください。
- 群馬県:医師が届出を行う感染症(全数報告:五類感染症)
- 全国:感染症発生動向調査(IDWR)(国立感染症研究所)<外部リンク>
予防方法は?
風しんの予防接種を受けましょう。
風しんは、予防接種で予防可能な感染症です。かかりつけの医師や、市町村の予防接種担当にご相談ください。
なお、成人に対して風しん予防接種費用を助成する市町村もありますので、お住まいの市町村予防接種担当にお問い合わせください。
定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、無料で受けられるので確実に受けましょう。
また、妊婦を守るために、次のうち抗体価が十分であると確認できた方以外の方は、任意での予防接種を受けることをご検討ください。
- 妊婦の夫、子どもとその他の同居家族
- 10代後半から40代の女性(特に、妊婦希望者または妊娠する可能性の高い方)
- 産褥早期の女性(妊婦検診で抗体価が低いと判明して妊娠中でワクチンを受けられなかった方)
予防接種の後、2ヵ月は避妊が必要です。また、妊婦は予防接種を受けることができません。
特に1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性について
該当の方は無料で抗体検査や予防接種を受けられます。くわしくはお住まいの市町村にお問い合わせください。
風しん抗体検査について
群馬県では、先天性風しん症候群の発生防止を図るため、妊娠を希望する女性やその配偶者等を対象に、風しん抗体検査の費用を全額補助しています。
詳細はこちら
医師の皆様へ
医療機関において、麻しん・風しん(疑いを含む)患者様が受診した場合は、最寄りの保健所にご連絡いただき、積極的疫学調査の実施についてご協力ください。
麻しん・風しん(疑いを含む)患者様へ感染拡大防止について説明するためのリーフレットです。診療時に御活用ください。
麻しん・風しん疑いと診断された人へ(通常日本語) (PDF:442KB)
詳細はこちら
届出のお願い
風しん及び先天性風しん症候群は、感染症法上の全数届出対象疾患です。診断した医師の皆様は、最寄りの保健所に届出をお願いします。
届出基準
- 風しんの届出基準(厚生労働省)<外部リンク>
- 先天性風しん症候群の届出基準(厚生労働省)<外部リンク>