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【6月】秋冬邑(むら)美人(びじん)白菜品種検討会の開催
館林地区農業指導センターでは、令和5年5月19日にJA、全農ぐんまの関係機関、種苗会社と連携し、西邑楽白菜部会生産者を対象に品種検討会を開催しました。
1 ねらいと背景
西邑楽管内では、秋冬白菜栽培が盛んであり、特に年明け収穫作型を中心に「邑(むら)美人(びじん)白菜」ブランドとして売り出しています。近年、競合産地による大規模な白菜の作付けが行われており、供給過多による販売価格の下落が問題となっています。
そこで、出荷ピークの分散を図り、販売価格の安定と出荷時期の延長による生産拡大を図るため、種苗会社とJA等の関係機関が連携し、作期拡大に向け品種検討を行っています。
2 取り組み内容
令和5年5月19日、西邑楽地域農業総合管理施設にて、「邑美人白菜」の作期拡大及び品質向上に向けた品種検討を行いました。当日はJA、全農ぐんまの関係者、種苗会社2社そして西邑楽白菜部会生産者の総勢35名が集まりました。
検討の内容は、農業指導センターからは近年の気象データをもとに、発生が懸念される病害虫の防除対策について説明しました。種苗会社からは作期拡大に向け、病害と生理障害に強い晩生型の新品種紹介と収穫時期に合った品種選定ついて説明がありました。生産者からは「気象条件により発生する病気の違いがわかった」、「晩生型の新品種導入で今までより長く出荷が可能になり、所得向上が期待できる」との声が挙がり、生産意欲向上に寄与することができました。
品種検討会の様子
3 今後の方向
JAや全農ぐんまの関係機関や種苗会社等の民間企業と連携して、「邑美人白菜」のブランド力向上と作期拡大による生産拡大に努めていきます。