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ウメ輪紋ウイルスの早期発見・まん延防止に御協力ください
ウメ・モモ・スモモなどを栽培される皆様へ
群馬県では、ウメ・モモ・スモモなどに感染するウメ輪紋ウイルスの早期発見・まん延防止について、国とともに取り組んでいます。所有しているウメ・モモ・スモモなどに感染が疑われる症状が見られた場合は、下記へ御連絡ください。担当者が確認し、必要に応じて検査のため葉を採取させていただきます。感染が確認された場合は、国の方針に基づき、防除させていただきます。農家の方はもちろん、庭先や鉢などでウメ・モモ・スモモなどを栽培されている農家でない方についても、御協力をお願いします。
ウメ輪紋ウイルスとは
ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス Plum pox virus)は、ウメ・モモ・スモモ・アンズ・プルーン・オウトウ・ユスラウメなどのサクラ属植物(観賞用を含む)に感染する植物ウイルスです。ソメイヨシノ等のサクラ属サクラ節の植物には感染しません。このウイルスはアブラムシにより媒介されるほか、感染した苗木の移動によって発生範囲が拡大します。人や動物には感染しないため、感染した果実を食べても健康に影響はありません。
症状
- 葉に緑色の薄い部分ができる症状(退緑斑点)やドーナツ状のができる症状(輪紋)を生じます(写真)。
- 海外では、モモ・スモモなどの果実表面に模様ができて商品価値が失われたり、成熟前に落果するなど、農業に大きな被害が出ています。
- 国内で感染が確認されたウメの果実においては、これまでのところ顕著な症状は確認されていません。
ドーナツ状の輪ができる症状
緑色の薄い部分ができる症状(ハナモモの葉)
現在までの発生状況
欧州・アジア・北米・南米などで確認されており、国内では平成21年に東京都青梅市で初確認されて以降、12都府県で感染した植物が確認されています。
本県においては、これまでに、のべ270地点10,653本で調査し、感染した植物は確認されていません(平成29年4月1日現在)。なお、引き続き果樹園や公園などで調査を実施します。
症状の写真などや国内の発生状況など更に詳しい情報についてはこちらをご覧ください
農林水産省ホームページ
・ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)の防除について<外部リンク>