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【4月】データ駆動型営農指導実践モデル事業第2回ワークショップの開催
群馬県では、データ駆動で自走する産地の育成を目指して、令和4年10月から新たに「データ駆動型営農指導実践モデル事業」に取り組んでいます。令和5年3月14日に、これまでのデータ分析結果を共有するための第2回ワークショップを開催しました。
1 ねらいと背景
昨今、県の主力品目であるキュウリにおいても、生産者の減少や高齢化に伴う生産量の減少が問題となっています。打開策として、データ活用による技術革新が注目されていますが、関係機関・生産者ともにデータ利用のノウハウが不足しているのが現状です。
そこで、生産者および関係者のデータリテラシー向上と、データ駆動型農業の実践モデルの作成のために、JA邑楽館林管内のキュウリ生産者5名および、JA邑楽館林、群馬県を対象とした(株)テラスマイルによる営農コンサルを委託しました。
2 取り組み内容
令和5年3月14日に、農業技術センター東部地域研究センターにおいて、第2回ワークショップを開催したところ、計24名(ワークショップ参加8名、オブザーバー16名)が参加しました。(株)テラスマイルから、これまで収集したデータの分析結果をもとに、グラフの見方や活用事例について解説が行われました。生産者からは、データのまとめ方についての改善案や今後の取り組みに期待する意見が出されました。指導センターは、ワークショップの中で、生産者の意見を補足したり、(株)テラスマイルへの要望を伝える役割を担いました。
3 今後の方向
次回のワークショップは、促成作終了後の7月を予定しています。それまでの期間、指導センターでは、生産者のデータ収集支援と(株)テラスマイルへのデータ報告の役割を担います。
図:ワークショップの様子