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令和4年度第1回群馬県職業能力開発審議会開催概要

更新日:2023年3月23日 印刷ページ表示

1 日時

令和5年2月14日(水曜日)14時00分~16時00分

(施設視察14時00分~14時30分 会議14時30分~16時00分)

2 場所

群馬県立前橋産業技術専門校

3 出席者

(委員)

学識経験者委員:板橋美代子、小高広大、神宮貴子、津川康雄、長瀬裕一、永田理香、根岸泰子

労働者委員:関根悟

事業主委員:岡部洋行、小澤弘美、五十嵐亮二

特別委員:産業経済部長 大久保聡

(オブザーバー)

前橋産業技術専門校長 吉澤弘高

(事務局)

労働政策課長 設樂修一

産業人材育成室長 丸山康治 ほか6名

4 会議概要

会長及び会長代行の選任

津川委員を会長に、永田委員を会長代行にそれぞれ選任

議題

以下の議題について、事務局からの説明後、委員に意見を求めた。(概要は次項参照)

(1)第11次群馬県職業能力開発計画の進捗状況

(2)デジタル人材の育成

5 委員の主な意見

(1)第11次群馬県職業能力開発計画の進捗状況

  • 「指標1-4ものづくり体感事業の参加者数」は、事業としてもっと取り組んでほしい。子どもの頃からものづくりに興味を持たせることは非常に大切なことである。
  • 「ものづくり体感事業」は小学生を対象にしているが、中学生や高校生にもアプローチしていくとよい。高校も実業高校だけでなく、普通高校であってもその後の進路選択で変わっていくこともある。
  • 女性を増やしていくことに各産業が取り組んでいる中で、親や学校の先生が安心して女子学生を(産業技術専門校に)入校させられるような取組ととともに、その先にあるものづくり企業のイメージアップや、受け入れ先として安心して働ける環境づくりを同時に進めていくと良い。女子学生本人だけではなく、その周りにいる大人たちにどうアプローチしていくかを考えてほしい。
  • 人材育成は非常に重要であるが、まずは様々な職種・ポジションで不足している人材をどうにか埋め合わせるという現状がどうしてもつきまとう。ものづくりに男性女性は関係ないが、男性が多い現状から興味を持つ女性が増えない。若者に向けた施策をより多く実施してもらいたい。
  • 男性と違って女性は友達を求める傾向がある。女子学生を対象とした魅力的なイベントが実施できると、ものづくりに関する興味も持ってもらえると思う。
  • 子育て世代が社会の中で活躍できるためにも、保育士の確保が喫緊の課題である。現場で保育士が全く足りていないし、養成校でも生徒が集まらない。就職後の定着に関しても、環境がしっかりしていないと保育士が育たないので、デジタル人材の育成や女性活躍の推進と一緒に、職場環境の整備も両輪で進めていってほしい。

(2)デジタル人材の育成

  • デジタル人材には、IT技術を熟知した上でかつ、ものづくりの現場のことも知っていることが求められる。その上で、情報システム導入のための企画推進力、問題解決力、リーダー力が必要である。
  • DXに必要な人材の確保ができていない状況であるが、業務のスペシャリストである方々が、これをIT化したら上手くいくのではないかと気づくことだと思う。技術を勉強しても業務に関連づけていくところが最も難しいので、そこにたくさんヒントを与え、自ら学んでもらうのがよいと思う。
  • 60歳で定年を迎えても、70歳くらいまで働かなければ生きていけない時代である。再就職しようとした時に欠けているのがITリテラシーであり、困っている方が多くいる。
  • 事業内容に経営者向けのセミナーがあるが、「DXで何ができるのだろう」と考えている経営者も多い。具体的な実例を経営者に示していくことが必要である。また、現場の方向けにもう少し初歩的な講座があってもよい。
  • 製造現場では、原材料の調達や価格高騰の問題などでバタバタしている中で、ITスキルを学ぶ機会が少ない。会社側にはそういった方も学ぶ機会が持てるようにと要請しており、そのことが企業の発展にもつながると考えている。
  • 研修などは積極的な人とそうでない人に分かれてしまう。より裾野を広げていくには、「簡単」とか「気楽」など、受けやすさを意識したPRをしていく必要がある。DXというだけで敷居が高いように感じてしまうので、その点を意識しながら講座の案内をしていってほしい。
  • DXやITリテラシーを学びたい人は一定数いるので、幅広く受けられるように、tsulunosを使っての動画配信などと絡めていってもよいと思う。

6 結論

・審議会での議論を踏まえ、今後の職業能力開発施策の検討やデジタル人材育成の取組を進めていく。