本文
【3月】次世代につなぐ営農体系確立支援事業~キュウリ栽培セミナー・現地研修の開催
更新日:2021年5月20日
印刷ページ表示
東部農業事務所 館林地区農業指導センター
令和2年度、JA邑楽館林では、栽培コンサルティングを活用して、施設キュウリにおけるデータ駆動型農業のモデル作成に取り組みました。
1 ねらいと背景
JA邑楽館林では、キュウリの環境制御技術の向上のために民間コンサルタント((株)デルフィージャパン)を活用したデータ駆動型農業のモデル作成に取り組んでいます。この事業は、管内のモデル生産者4名に対する、約半年間のコンサルによる栽培指導から得られた成果を産地に還元していくことが目的です。
2 取組成果
令和2年7月から令和3年2月までに、計3回のセミナーと計4回の現地研修を開催しました。セミナーでは、植物生理と環境因子についての基礎知識を学び、現地研修では、実践的な栽培ノウハウについて指導を受けました。セミナーや現地研修で得られた知見は、その都度レポートにまとめて、全キュウリ生産者に配布しました。指導センターは、事業の進行管理やコンサルとの連絡調整、レポート作成等を支援しました。
参加者からは、「データの記録や確認が習慣化した」、「管理に自信をもてるようになった」という感想が寄せられました。
日付 | 形式 | 主なテーマ |
---|---|---|
7月2日 | セミナー | 植物の根のはたらきとかん水方法について |
7月29日 | セミナー | 夏の高温対策について |
9月15日 | 現地研修 | 秋の高湿度対策について |
12月2日 | セミナー | 冬の光の有効利用とCO2施用について |
1月12日 | 現地研修 | 曇雨天日の温度管理について |
2月2日 | 現地研修 | 空気流動の必要性について |
2月25日 | 現地研修 | 春の強日射対策について |
配布レポート(vol.1)
セミナーの様子
現地研修の様子
3 今後の方向
コンサルの指導から得られたノウハウを、指導センターやJAの今後の栽培指導に活用していきます。また、環境制御技術に興味をもつ生産者向けのセミナーや講習会も定期的に開催していきます。