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【12月】女性農業者等農業機械操作(代かき)研修会を開催
東部農業事務所 館林地区農業指導センター
館林地区農業指導センターでは、令和2年11月26日に県農業技術センター東部地域研究センターにおいて女性農業者、新規就農者を対象とした農業機械操作(代かき)研修会を開催しました。
1 ねらいと背景
邑楽館林地域は水稲と施設キュウリによる複合経営の農家が多く、水田でのトラクター作業は、主に夫や義父(父)が担当している場合がほとんどです。
一部の女性農業者や新規就農者は、農閑期を利用し、農林大での女性農業機械講座やトラクター免許取得講習などにも参加する意欲も見られており、トラクター操作の技術取得したい方が増えております。
しかし、4~5月の代かき作業の時期は、水稲とキュウリの作業が重なり、女性や若手農業者が、家族から代かきの機械操作を習うことができない状況にあります。
そこで、農閑期の11月下旬を活用し、代かき作業に取り組むきっかけとなるよう開催しました。
2 取組内容
研修会は、県農業技術センター東部地域研究センターに講師(ほ場管理主任)と会場の協力を得て実施しました。本来は代かきなどしない時期ですが、研究センターに、ほ場の準備、機械の用意など大変協力を頂き開催することができました。
当日は6名が参加しました。研修内容は、最初に駐車場内でのトラクター安全確認、基本操作を説明した後、前進、後進、試走、ブレーキ、停車の練習を行いました。
その後、トラクターを水田へ移動し、代かき作業時のトラクター操作方法などを、講師から指導を受けながら、1人30分ずつ作業を体験しました。
体験後、受講生からは「講師が丁寧に教えてくれたので、とてもわかりやすかった」「高いところの修正が学べた」「重ね部分の調整法がわかった」等の声が聞かれました。
3 今後の方向
実際の経営においては、現場作業に合わせた技術向上が必要と思われます。今回は参加できなかった方からは「次回の開催をお願いしたい」との要望もあり、今後も若手女性農業者、新規就農者の意見や要望を取り入れた講習を企画していきます。
事前の指導
代かき作業体験