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【9月】「担い手支援スペシャリスト派遣」を活用したGAP支援の取組
東部農業事務所 館林地区農業指導センター
当センターでは、GAP第三者認証取得を目指す生産者に対し、「担い手支援スペシャリスト派遣」を活用して、JGAP認証を取得している生産者を講師として招聘し、GAP取得へ向けた支援を行いました。
1 ねらいと背景
近年、農業における安全性や持続可能性を確保することが求められると共に、その客観的な証明としてのGAP認証の重要性が高まっています。邑楽館林地域においても一部の生産者からGAP認証取得を目指したいという意見が寄せられており、個別に支援を行っています。
その支援をする中で、「GAPに取り組んでいる先進的な事例を知りたい」「実際にGAP認証を取得した生産者から具体的な話を聞きたい」という要望が挙がりました。そこで、群馬県担い手育成総合支援協議会による「担い手支援スペシャリスト派遣」の事業を活用し、県内でGAP認証を取得した生産者を講師として招聘し、管内生産者に対し指導・助言をお願いすることとしました。
2 取組成果
令和2年度9月4日に、管内生産者M氏の要請により、県内で平成30年度にGAP認証を取得した生産者として、伊勢崎市の(株)国太郎の宮田裕行社長を講師に招きました。宮田氏には、認証取得に至る取組や経験を話していただきました。写真等を交えたわかりやすい資料に加えて、JGAP審査で実際に用いた資料や帳簿などもご用意いただき、非常に濃い内容となりました。M氏からは「GAPと認証のための取組について、ぼんやりとしか分かっていなかった部分がハッキリとした」という感想がありました。また、GAPだけでなく、宮田氏との経営者としての繋がりができたことも貴重だったようです。
3 今後の方向
今回は「担い手支援スペシャリスト派遣」を活用した形での支援でしたが、効果的な支援方法について都度検討をしながら、引き続きGAP認証取得希望者に対し、支援
支援の様子(写真中央が宮田氏)