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【5月】麦類の優良種子生産の推進
更新日:2020年6月1日
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東部農業事務所 館林地区農業指導センター
邑楽館林地域では、令和2年産麦類種子として、二条大麦「アスカゴールデン」24ヘクタール、小麦「つるぴかり」4ヘクタールが作付されています。品質の高い優良種子を生産するために、赤かび病の適期防除の啓発を行いました。
1 現状と背景
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月頃より普及指導活動が大幅に制限されています。このような状況においても、麦類生産のためには優良種子の確保が必要不可欠です。種子生産において病害虫被害の発生・混入率は、ほ場検査では20%以下、生産物検査では0.5%以下と厳しく、適切な病害虫防除が求められます。特に赤かび病は、防除適期の幅が狭く、丁寧な防除指導が必要です。
2 経過と成果
赤かび病の防除適期は出穂期が基準となることから、生産者のほ場毎に出穂期を把握する必要があります。本年は、11月下旬の降雨により播種の期間が長くなったことから、出穂期のほ場間差が大きく把握に苦労しましたが、防除適期を示した資料(図1)を作成し、適期防除を啓発することができました。
4月の1回目のほ場検査は、新型コロナウイルス感染防止のため、生産者と各関係機関が別々の車で巡回し、濃厚接触を避けて実施しました。
3 今後の方向
契約生産数量を確保するため、JA邑楽館林、JA全農ぐんま、米麦大豆振興協会と連携して栽培指導、検査業務を実施します。
赤かび病適期防除啓発資料
ハイクリブームによる薬剤散布