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【1月】農村生活アドバイザーと若手女性との先進地視察研修」を開催
東部農業事務所 館林農業指導センター
12月6日に邑楽館林農村生活アドバイザーの会は若手農業女性と合同で、先進地研修として栃木県日光市を視察しました。
1 ねらいと背景
邑楽館林農村生活アドバイザーの会は、毎年先進地視察研修を実施し、活動の参考としています。本年度は栃木県日光市の女性農業指導士の活動を研修しました。また、今回は若手農業女性との交流を図るため、合同での実施となりました。
2 取組成果
12月6日(金曜日)にアドバイザー10名、若手女性4名、事務局2名の16名で視察研修が行われました。視察先は日光市の阿久津女性農業士宅で、水稲を中心に露地野菜と餅加工を行っています。また、ご主人が中心となりドローンを利用した防除組合を設立し、地域の水田100ヘクタールほどの防除作業を請け負っています。
阿久津さんが加工を始めたきっかけは、「専従者控除として給料をもらっていることにはなっているが、実際は自由になるお金は無い」ことでした。そこで、まず餅米を栽培し、餅に加工して、近隣の直売所での販売を行い、売上金をすべて阿久津さんの口座に振り込んでもらうことで解決できたそうです。加えて、阿久澤さんが作る餅は、独自の加工方法によって、好評に販売されているとのことでした。
また、参加者の多くは、ドローンに関心が高く、防除組合員の若手女性オペレーターに実演を行ってもらいました。
研修後の質疑応答では、餅の加工方法や販売方法、防除組合に関することなど、活発に情報交換が行われました。
その後、栃木産米を使った酒造メーカーや農産物直売所などの見学も行いました。
参加者からは「栃木県の農業士はすごいね」、「自分の自由に出来るお金は自分で作らないといけない」、「地域農業の維持を図るためにリーダーとして活躍しているな」等、感想がありました。また、アドバイザーから「若手女性と合同で出来たことは有意義であった。」との意見もありました。
3 今後の方向
農村生活アドバイザーの会は地域農業の発展、男女共同参画の推進や、若手農業女性との交流を活発に行い、リーダーの育成を図っていきます。
阿久津氏からの説明
ドローン実演(強風のため庭で)