本文
【12月】抑制キュウリフレッシュマン講座の開催
東部農業事務所 館林地区農業指導センター
新たな担い手への技術継承と産地活性化を目指して
館林地区農業指導センターでは、JA邑楽館林と連携し、キュウリ栽培経験年数2年までの生産者を対象としたキュウリフレッシュマン講座を開催しています。毎年新たな受講生が参加し、交流の場としての役割も果たしています。
1 ねらいと背景
当センター管内のJA邑楽館林は、全国有数の施設キュウリ産地ですが、生産者の高齢化や担い手不足から、将来的に産地規模の維持が難しくなっています。そのような中で、篤農家の栽培技術が継承されず失われていることも、大きな課題の一つとなっています。そこで、当センターでは、ベテランから若手生産者への栽培技術の継承と、地域に点在する生産者同士の交流促進を目的として、「フレッシュマン講座」を開催しています。
2 取り組み成果
JA邑楽館林との共催により、8月22日に第1回講座、11月13日に第2回講座を開催し、のべ7名の生産者が参加しました。
第1回講座は、指導センターから抑制栽培の要点について講義を行った後、板倉町の篤農家のほ場に移動し、ほ場やキュウリを見ながら意見交換を行いました。
第2回講座は、地元の若手生産者組織の現地研修に参加し、同年代で活躍している生産者の活動を見てもらうとともに、交流を深めてもらいました。
参加した生産者からは、「日頃、見る機会の少ない他の生産者のほ場を見ることができ、参考になった」という声をいただきました。
3 今後の方向
参加者への指導を継続するとともに、講座についての
要望等の聞き取りを行い、今後の開催に反映していきます。次回は、令和2年1月下旬頃に、促成栽培についての講座を予定しています。
研修会