本文
【11月】「邑楽の味」を伝える地産地消料理講習会の開催
東部農業事務所 館林地区農業指導センター
邑楽町生活研究グループ連絡協議会は、地域農産物を利用した伝統食の継承と調理技術の向上等を目的とした、地産地消料理講習会を10月8日に邑楽町長柄公民館で開催しました。
1 ねらいと背景
邑楽町生活研究グループ連絡協議会では、農家に伝わる伝統食や地域食文化の継承を図るため、消費者を対象とした、地産地消料理講習会を開催しています。
この講習会では、参加者の調理技術の向上と併せて、人気となった料理を「邑楽町食の交流会」(来年2月開催)へ提供し、「邑楽の味」を広く伝えることを目的としています。
2 取り組みの成果
講習会には消費者12名、会員22名が参加し、伝統料理の「花寿司の四海巻き」「鶏団子の野菜スープ」、新たな地産地消料理の「ひまわりポテトサラダ」「ナスプルパイ」の合わせて4品の料理講習を行いました。
「花寿司の四海巻き」は手順ごとの写真入りレシピをもとに、会員が講師を務め調理を進めました。初めての方も四角に仕上げる特殊な巻き寿司の技術を無事習得できました。
次に「鶏団子の野菜スープ」は、「味噌汁に比べて野菜を一杯使えるところがうれしい」などの感想が聞かれました。
新たな料理の「ひまわりポテトサラダ」は見た目もかわいく、子供と一緒に作れる簡単さが好評でした。
最後に「ナスプルパイ」は「なすで作ったとは思えない」「なす嫌いな子供も食べられる」など、思ったよりも大きな反響がありました。
全体を通して「伝統料理と新たな料理を覚えられた」との感想もあり、良い技術研鑽の場となったと思います。
3 今後の方向
館林地区農業指導センターは来年2月4日に予定されている、「邑楽町食の交流会」(地域住民・PTAなど若い世代も参加)の開催を支援します。
交流会では、協議会・関係機関と連携し、地域農産物を利用した、伝統料理や行事食の継承、現代風にアレンジした料理の普及などを推進します。
加えて、今回の料理講習会のような、料理技術を地域の方々に伝え、広く家庭に定着させていく、地域の生活研究グループの活動を支援していきます。
試食交流の様子
出来上がった料理