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【10月】邑楽館林施設園芸等担い手受入協議会視察研修会の開催
館林地区農業指導センター
邑楽館林施設園芸等担い手受入協議会では、令和元年9月24~25日にJA高知県高知地区春野営農経済センターのキュウリの担い手確保と徳島県海部次世代園芸産地創生推進協議会の海部きゅうり塾の取り組みについて視察研修を実施しました。
1 ねらいと背景
邑楽館林施設園芸等担い手受入協議会では、受入体制の強化を図る為、きゅうり栽培新規参入者の独立就農者の実績のある先進地を視察研修することになりました。
2 取組成果
9月24、25日に協議会では視察研修を行い、協議会構成員9人が参加しました。
JA高知県高知地区春野営農経済センターではキュウリの産地維持のため新規参入者確保の取り組みでは、研修、営農計画の作成、空きハウスの支援を行う取り組みであり、当協議会と類似点が多くありました。相違点は選果場があることと、研修受け入れをキュウリに限定していることでした。担当者は「産地に後継者がいないなら、外からやってもらうしかない。新規参入者は社交的な人でないと地域に定着しない」などの意見がありました。
徳島県の取り組みは、生産者、JA、行政、企業、大学が連携したコンソーシアムを構築し、水耕栽培で担い手受入をしている事例であり、新規就農者はできるだけ条件のよい農地、ハウスで用意し、余暇の提案を含めた魅力的な農業をPRする等、新しい受入体制でした。担当者は「いろんな手段でPRを行った。若者に魅力を感じてもらうように地域が一体となって取り組んでいる」などと話をしてくれました。
いずれの視察研修先もきゅうりの担い手の減少により産地の維持が難しいことから、新規参入者確保のために熱心に取り組んでいる様子が伺われ、参加者の担い手確保の意識が高まりました。
3 今後の方向
視察研修で得た情報で活用できることを積極的に導入し、受入体制の改善・強化を図っていきます。
次世代実証ハウス
海部キュウリタウンの説明