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大仁田ダムの紹介

更新日:2023年3月1日 印刷ページ表示

流域の概要

 大仁田川は群馬県西部に位置しその水源を群馬・長野県境の標高1,379.0メートルの名無山より発し、山間部を東流し鏑川支川南牧川に合流する、流路延長7.3キロメートル、流域面積13.3平方キロメートルの一級河川です。
 大仁田川は急流のため、古くからたびたび洪水被害を受け、過去においては、昭和22年カスリン台風、昭和33年台風21号と度々災害に見舞われ、近年においても昭和56年、57年、および平成11年に大きな氾濫被害に見舞われています。

ダムの概要

 大仁田ダムは、大仁田川沿川の洪水被害の軽減と南牧村の水道用水の確保のため、平成元年より予備調査を着手し、平成14年に群馬県最初の「生活貯水池」として完成しました。
 生活貯水池とは、山間地域等の局地的な治水・利水対策を目的としたダムで、有効貯水量が100万立方メートル未満の規模のものです。
 通常のダムは、貯水池と受益地が離れていることに対して、同一市町村に貯水池と受益地があることが特徴です。
 また、群馬県県営ダムでは初めて、洪水期と非洪水期の水位を変化させない「オールサーチャージ方式」を採用しました。

ダム諸元

ダム諸元一覧
河川名 一級河川 大仁田川
位置 群馬県甘楽郡南牧村大字大仁田
目的 F・N・W
型式 重力式コンクリートダム
堤高 54.4メートル
堤頂長 163.0メートル
堤体積 123,000立方メートル
集水面積 4.4平方キロメートル
湛水面積 0.03平方キロメートル
総貯水容量 437,000立方メートル
有効貯水容量 283,000立方メートル
堆砂容量 154,000立方メートル
洪水調節容量 239,000立方メートル
利水容量 44,000立方メートル(うち上水道 14,000立方メートル)
設計洪水位 標高691.9メートル
サーチャージ水位 標高690.1メートル
常時満水位 標高679.1メートル
最低水位 標高676.1メートル
放流設備
  • 非常用洪水吐
    • クレスト自由越流 高さ1.8メートル×幅8.0メートル 4門
  • 常用洪水吐
    • オリフィス自由越流 高さ2.1メートル×幅2.1メートル 1門
  • 利水放流設備
    • ジェットフローゲート 口径0.1メートル×1条

治水計画

治水計画一覧
調節方式 自然調節方式
計画規模 30分の1
計画雨量 日量240ミリメートル
計画高水流量 毎秒82立方メートルから→毎秒41立方メートル
計画洪水流量 毎秒190立方メートル
治水基準点 雨沢橋

新規開発

新規開発一覧
利水者 開発水量の内訳
南牧村 日量740立方メートル(毎秒0.0086立方メートル)

ダムカードの配布について


ダムカードを来訪者の方に配布します。配布時間、場所などについては次のとおりです。

  • 配布日:平日(土日祝祭日を除きます)
  • 配布時間:午前10時30分から午後3時30分
  • ※職員が不在の場合は、お手数ですが富岡土木事務所(電話 0274-63-2255)へお越しください。
  • 配布場所:大仁田ダム管理事務所
  • 配布枚数:来訪者1名に各1枚。(2枚以上は不可)

大仁田ダム管理事務所

〒370-2812 群馬県甘楽郡南牧村大字大仁田1023-1
電話 0274-87-2379
Fax 0274-87-2389

大仁田ダム案内の地図画像

主要地方道下仁田臼田線沿い「大仁田ダム」案内標識を目印にしてください。