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塩沢ダムの目的
更新日:2011年3月1日
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目的
あらまし
塩沢川は群馬県多野郡神流町に位置し、その水源を赤久縄山に発し、神流川に合流する流域面積13.2km2(平方キロメートル)の一級河川です。
塩沢川は、急流河川のため古くからたびたび洪水被害を受けていました。特に昭和22年9月のカスリン台風では浸水・道路決壊・農作物等、多大な被害が発生しました。
また、神流町では生活水準の向上・生活様式の都市化等により、水道用水の増加がみられ、既設水源の荒廃により、水不足が心配されていました。
塩沢ダムは、これら水害による被害の防止と、将来の水需要に対応するため建設されました。
塩沢ダムには3つの目的があります
1.洪水調節
大雨の時、洪水を一時ダムに貯え徐々に下流に放流します。
ダム地点の計画洪水流量130m3/s(立方メートル毎秒)のうち、75m3/s(立方メートル毎秒)の洪水調節を行い洪水被害を軽くします。
2.流水の正常な機能の維持
渇水の時、ダムに貯めた水を放流することにより、魚や川虫など棲みよい水の流れを確保し、川の機能を維持します。
3.水道用水の確保
ダムに貯めた水を放流することにより、神流町に対し、1日あたり1,000立方メートルの水道用水を供給します。