本文
電子レンジによる事故に注意!
更新日:2023年3月16日
印刷ページ表示
新型コロナウイルス感染症の影響から、家にいる時間が長くなったことで、家庭で調理する機会が増えています。
一方で、使用機会が増えることで電子レンジなどの調理家電による製品事故も増えています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構によると、2020年は調理家電の火災事故が2019年に比べて14%増加しています。
調理家電の事故の中では電子レンジの事故が最も多く、誤った使い方による事故が度々発生しています。
そこで、電子レンジによる事故事例と、事故を防ぐための注意点をご紹介します。
主な事例
事例1
電子レンジの庫内に食品かすが付着した状態で使用したため、食品かすが加熱され、炭化してスパークして発火した。
事例2
電子レンジで肉まんを長時間加熱したため、炭化し発火した。
事例3
ゆで卵を電子レンジで加熱したため、破裂し、電子レンジのプレートが割れた。
事例4
コーヒーをオート調理機能で加熱したところ、コーヒーが過熱状態となり、庫内から取り出す際の振動などにより突然沸騰して飛び散り、顔にやけどを負った。
事故を防ぐために、以下の点に注意しましょう。
- 庫内が汚れていると、その汚れ(食品かす)が燃えるおそれがあります。こまめに庫内を掃除し、汚れを残さないようにしてください。
- 食品を加熱しすぎると炭化して燃えるおそれがあるので、加熱時間をあらかじめ確認してください。
- 卵など殻のある食品や、ウインナーなどの膜のある食品は、破裂するおそれがあります。
- 加熱していたものが突然沸騰する現象(突沸現象)に注意してください。特にカレーやシチュー、みそ汁などは起こりやすく、事前によく混ぜる、少しずつ加熱する等の対策が必要です。
- 加熱途中で不意に止まる、ターンテーブルが回らないなど、製品の動きがおかしい場合は、使用を中止してください。