本文
献血可能な薬剤について
更新日:2023年2月3日
印刷ページ表示
以下のお薬については、献血当日に服用されている場合でも原則として献血に御協力いただけます。
ただし、献血に御協力いただけるか否かの判断は、お薬の種類だけでなく、ご本人の体調、服薬目的、症状等を考慮して、健診医が最終的な判断を行いますので、御理解ください。
詳しくは群馬県赤十字血液センターまでお問い合わせください。
また、問診の時に確認しますので、服薬中又は服薬していたお薬がわかる説明書やお薬手帳を御持参ください。
当日服薬していても献血可能な薬剤
- ビタミン剤
貧血治療薬、ビタミンKを除く - ミネラル剤
貧血治療薬を除く - 漢方薬
肝疾患、感冒、喘息等のために服薬している場合を除く - 高尿酸血症治療薬(痛風)
ザイロリック、ユリノーム等 - 高脂血症治療薬
エパデール、ロトリガ等 - 花粉症治療薬
セレスタミン等を除く(セレスタミン等ステロイド含有薬は、服薬中止後3日以上経過後採血可。)市販の抗アレルギー薬は当日服薬可。 - 胃腸薬
感染性下痢症のある場合を除く(制吐剤は、当日不可。) - 低用量・中用量ピル(女性ホルモン)
避妊目的や更年期障害や月経困難症等の補充治療法に用いている場合、低用量ピルの服薬は採血可。
月経移動(周期変更)・機能性出血を目的に服薬する中用量ピルも採血可。 - サプリメント
(栄養補助食品) - 抗潰瘍剤
潰瘍予防薬として用いている場合は可。現在、消化性潰瘍のある場合は治癒するまで不可。逆流性食道炎治療は採血可。 - 緩下剤
アローゼン、センナ、テレミンソフト、プルゼニド、ひまし油等 - 降圧剤
心、腎、血管系の合併症がないこと。
高血圧症の治療薬として複数服薬可、血圧がほぼ正常にコントロールされていることが条件。
当日の血圧を考慮します。 - 過敏性腸症候群治療薬
トランコロンなど、抗うつ薬でなければ採血可。 - 局所投与の薬物
点鼻薬、点眼薬、吸入、外用薬(塗り薬、貼り薬)
当日服薬していなければ献血可能な薬剤(前日まで服薬可)
- 内服用筋弛緩剤
アロフト、ミオナール、テルネリン等 - 睡眠薬、抗不安剤(安定剤)
原疾患、体調が参考とされます。 - 前立腺肥大治療薬
アボダード、アボルブ、ザガーロ(6ヵ月後採血可)、
プロスカー、プロペシア(1ヵ月後採血可)を除く。 - 利胆剤
ウルソ、コスパノン等(基礎疾患による) - 市販薬
(1)抗菌剤のはいっていない風邪薬…当日、症状がないこと、(2)市販の消炎鎮痛剤
(ただし(1)(2)とも血小板成分採血は服薬中止後3日以上経過後に採血可) - 去痰剤
疾患により症状が落ち着いていれば当日採血可能な場合があります。 - 消炎鎮痛剤
血小板採血以外の場合は症状がなく落ち着いていれば前日までの服薬は可。血小板採血は、服薬中止後3日以上経過後採血可。
最終服薬日を含む3日間は献血できない薬剤
※最終服薬日を「1日目」とカウントし、「4日目」から採血可
- 抗精神剤、抗うつ病(抗不安剤、安定剤を除く。)
体調が参考とされます。 - 抗菌薬(抗生物質、合成抗菌薬)、抗真菌薬、抗ウイルス薬
当日、症状がなく治癒していること。 - 止痢剤
アドソルビン、タンナルビン、フェロベリン、ロペミン等(感染性下痢に注意) - 喘息治療薬
キサンチン誘導体などの服薬、β2刺激薬(吸入薬、貼付薬を含む)。
1か月間発作がなく発作予防的吸入薬のみであれば、採血可能。 - 痛風発作治療薬
コルヒチン - 事後に服薬するピル(中用量ピルを含む)
- 花粉症治療薬
ステロイド系抗アレルギー薬(セレスタミン等) - 特殊な治療薬については、原疾患などを考慮した健診医の判断になります。
その他
- 出血を伴う歯石除去など歯科治療を受けた場合は、3日以上経過後
- 注射薬の使用については、原則当日は採血不可
- 鍼灸治療は、当日不可。置き針は、翌日から採血可
※服薬していて不安のある方は、遠慮なく健診医、血液センター職員に御相談ください。