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令和元年度環境審議会水質部会結果概要
1 開催日時
令和2年2月5日(水曜日)14時00分~15時30分
2 開催場所
群馬県庁昭和庁舎1階11会議室
3 出席者
- 委員4名出席(定足数3名)
- 事務局 環境局長、環境保全課長ほか4名
- 関係課等 河川課
- 傍聴人 なし
4 配布資料
- 資料1-1 平成30年度公共用水域水質測定結果について
- 資料1-2 平成30年度地下水質測定結果について
- 資料2 群馬県流域別環境基準維持達成計画(令和3年度~)策定について
- 資料3 マイクロプラスチック調査について
- 資料4 令和2年度水質測定計画(案)
- 参考資料4-1 令和2年度公共用水域水質測定計画の変更点
- 参考資料4-2 令和2年度地下水質測定計画の変更点
5 報告事項
(1)平成30年度水質調査結果について
(事務局から説明)
【委員】硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が基準を超過した井戸番号99-30については、飲用を控えるよう井戸所有者へ指導を行ったということか。
【事務局】書面による指導を行った。
【委員】近隣の住民が生活用水として実際使っている井戸なのか。
【事務局】現在は不使用とのことである。
【委員】以前、基準超過が確認されたときは、周辺井戸を調査していたように思うが、ここについては調査しないのか。
【事務局】硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素については、全県的な汚染と捉えているため、個々の周辺調査ではなく、代表的な地点での継続監視調査という形で対応している。
(2)群馬県流域別環境基準維持達成計画について
(事務局から説明)
【委員】資料収集というのは、過去何年かのデータが既にあって、それを集めてくるという意味か。
【事務局】工場・事業場の排水については、測定結果の蓄積があるので、それを使うことを考えている。ほかには、浄化槽の設置基数に一定の係数を掛けて把握したり、家畜頭数から推計する手法を考えている。
【委員】どういった理由で、今回から計画策定作業を外部委託ではなく、衛生環境研究所ですることになったのか。
【事務局】民間のコンサルだけでなく、県の研究機関でも水質の将来予測を実施可能なのかということで、過去に衛生環境研究所で実証的な研究が始まった。その後改良が進んで、現在では民間コンサルが出した値と同等以上のものが出せる体制が整備された。定期的に環境保全課から依頼することで、その技術の伝承を図りたい。
(3)マイクロプラスチック調査について
(事務局から説明)
【委員】来年度からマイクロプラスチック調査を始めるのか。
【事務局】今の段階では何とも言えないが、態勢ができれば測定に取り掛かりたい。
【委員】沖縄や北陸の場合、大陸側からごみが漂着し、それがマイクロプラスチックになっているが、群馬県の場合、川しかない。上流部ということを考えると、供給源がほぼない感じがするが、出てきた値をどう捉えるか、予め方針を立てておくことが必要である。
6 審議事項
(1)令和2年度水質測定計画(案)について
(事務局から説明)
【委員】公共用水域の測定項目に関して、何年間継続して不検出なら測定回数を減らすというような、減らすときの判断基準はあるのか。
【事務局】はっきりした基準というものはない。
【委員】では、過去に不検出というのはどれくらいの期間のことなのか。
【事務局】桐生市に関しては、渡良瀬川上流(五月橋)は平成18年度から、桐生川上流(穴切橋)は平成6年度から、一部の健康項目が不検出であるため、当該項目の測定をやめるとのことである。
7 審議結果
(1)令和2年度水質測定計画(案)について
原案のとおり了承された。