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平成30年度環境審議会水質部会結果概要
1 開催日時
平成31年2月7日(木曜日)10時30分~12時00分
2 開催場所
群馬県庁16階161会議室
3 出席者
- 委員4名出席(定足数3名)
- 事務局 環境保全課長ほか5名
- 関係課等 河川課
- 傍聴人 なし
4 配布資料
- 資料1-1 平成29年度公共用水域水質測定結果について
- 資料1-2 平成29年度地下水質測定結果について
- 資料2 平成31年度水質測定計画(案)
- 参考資料2-1 平成31年度公共用水域水質測定計画の変更点
- 参考資料2-2 平成31年度地下水質測定計画の変更点
5 報告事項
(1)平成29年度水質測定結果について
(事務局から説明)
【委員】CODの環境基準について、ダム湖では達成しているが、天然湖沼では未達成となっている。しかし、天然湖沼の人為的汚染は非常に少ない状態である。これをどう捉えるか。
【委員】この結果だけを見て、天然湖沼は汚染されていると誤解する人がいるとよくない。
【事務局】指標自体はCODとする決まり事があるので仕方ないが、環境白書に自然由来である旨の注釈を加えるなど、県民への見せ方を工夫したい。
【委員】榛名湖は栄養塩が少なく、ワカサギ等の水産資源が減っている。場合によっては、下水処理水をあえて流して栄養を蓄えて、ワカサギ等が棲む環境を整えた方がよいのではないかという意見がある。
昨年、榛名湖の湖水を調査をしたら、結構動物性プランクトンがいたので、CODに影響は出ていると思う。そういったところも含めて考えなければいけないと感じている。
【委員】地下水継続監視調査の井戸については、昨年との比較だけではなくて、毎年、一定の範囲内で推移しているということか。
【事務局】継続監視調査で測定をしている項目は硝酸性窒素が多いが、この項目については、全体的に長いスパンで見ると減少傾向にはある。
6 審議事項
(1)平成31年度水質測定計画(案)について
(事務局から説明)
【委員】今後のことになるが、ワーストに入っている河川、例えば粕川は、元々の川の始まりは前橋で、赤城山の養豚業や畑地を流れた上で、さらに伊勢崎市の住宅地を流れて、最終的には伊勢崎市の環境基準点で測定している。市もまたいで広範囲に汚染源があるというときに、最下流での測定も大事だと思うが、どの地点で高くなっているのかを把握し、示せるとよい。
【事務局】粕川では、環境基準点のほかに8地点測定している。全地点を測定する8月の測定結果を模式図に落として分析してみたことがあるのだが、その結果だけではどこに汚濁の要因があるか判断するのは難しかった。
7 審議結果
(1)平成31年度水質測定計画(案)について
原案のとおり了承された。