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平成29年度環境審議会水質部会結果概要
1 開催日時
平成30年2月2日(金曜日)14時30分~16時00分
2 開催場所
群馬県庁17階171会議室
3 出席者
- 委員 5名出席(定足数3名)
- 事務局 環境森林部長、環境保全課長ほか3名
- 関係課等 河川課
- 傍聴人 なし
4 配布資料
- 資料1-1 平成28年度公共用水域水質測定結果について
- 資料1-2 平成28年度地下水質測定結果について
- 資料2 平成30年度水質測定計画(案)
- 参考資料2-1 平成30年度公共用水域水質測定計画の変更点
- 参考資料2-2 平成30年度地下水質測定計画の変更点
5 報告事項
(1)平成28年度水質測定結果について
(事務局から説明)
【委員】地下水について、継続監視調査の重金属の内訳を教えてほしい。
【事務局】伊勢崎市がカドミウムで、群馬県が藤岡市の六価クロムである。伊勢崎市については環境基準を超過しているところがあるが、藤岡市については環境基準を下回っている。
【委員】これは人為的なものか、それとも自然由来か。
【事務局】藤岡市は人為的なものだとわかっているが、伊勢崎市については、原因は不明とのことである。
【委員】平成28年度のBOD75%値ワースト5の粕川に、A類型が当てはめられているが、妥当なのか。
【事務局】粕川が類型指定された昭和40年代は、他の河川も水質が良くない時代で、全県的に水をきれいにしていこうという機運があったのではないかと理解している。なお、粕川の上流はサワガニが生息するほどきれいな川である。環境基準は行政の目標である。これまで、目標を上げる改正は行ってきたところであるが、目標を下げるには、改正案を当部会で議論することになる。
【委員】あまりにもハードルが高すぎてずっとクリアできないなら、ある程度望みのある目標を決めた方が良いのではないか。
【事務局】今後、伊勢崎市も下水道の整備等進んでいくので、全くクリアできない値ではないと思っている。期待も込めて考えていきたい。
6 審議事項
(1)平成30年度水質測定計画(案)について
(事務局から説明)
【委員】鏑川(上流)(只川橋)の鉛の測定回数を増やすのはなぜか。
【事務局】群馬県が測定している地点のうち、鉛を毎月は測定していない、かつ、昨年度鉛が検出されたのが鏑川(上流)(只川橋)だけだったので、環境基準を超える程ではないが、念のため増やした。
【委員】地下水について、ローリング方式での調査を実施することができなかったメッシュで来年度から定点方式を行うとのことだが、沼田市と昭和村の2地点を選んだ根拠は何か。
【事務局】どちらも採水できる井戸が少なく、メッシュ内で未調査の井戸を新たに選定することができないためである。
7 審議結果
(1)平成30年度水質測定計画(案)について
原案のとおり了承された。