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平成26年7月31日 県立森林公園現地調査
1 日時
平成26年7月31日(木曜日) 午前9時50分から午後4時10分
2 場所
県立森林公園さくらの里及び県立みかぼ森林公園
3 出席委員
4名(1名欠席)
4 議事概要
(1)県立森林公園さくらの里
ア 管理状況等について指定管理者より説明
- 施設の概要説明
- 資料に基づき、施設の管理運営状況について説明
- 自主事業の状況を説明
イ 指定管理者による現地の説明
- 上の園地周辺、管理棟付近等の視察
ウ 評価委員と指定管理者による質疑応答(主なもの)
【委員】 桜の種類が多いので利用者としては、桜に名札があり、近くに説明があるとよい。
【指定管理者】 代表的なものに何本か置きに付けている。
前管理者の時にワークショップを開催し、名札をつけ、周囲の整備も行った。
【委員】 年間利用者目標数は、桜以外の時期に人を集めなければ達成できないと思われるが、何か対策はあるか。
【指定管理者】 今年度は、4月に開催した写真教室を秋にもう一度開催する予定である。また、秋も楽しめる森作りに取り組んでゆきたい。
【委員】 桜の増殖は考えていないのか。販売してはどうか。
【指定管理者】 過去に販売したことがあるが、販売のために人が割かれ案内ができなくなる。
【委員】 トイレの清掃頻度はどうか。
【指定管理者】 管理棟周辺は毎日、他は来客の見込みがないときは週1回行っている。
【委員】 テングス処理に苦労しているようだが、対応はどうか。
【指定管理者】 テングス病はカビの一種であり、駆除には枝を元から伐るので枝が全部なくなってしまう。また、急斜面は危険なので手をつけなかった。ソメイヨシノは施肥を行ったが、土質が悪く桜の根が張っていかない。
【委員】 地域との連携はどうか。ボランティアを活用するなど県民参加型を検討し、県民を巻き込んでいかないと管理が大変。役に立ちたいと思う人の力を使えないか。
【指定管理者】 小坂地区は高齢化が進行し、なかなか人が集まらないのが現状である。
(2)県立みかぼ森林公園
ア 管理状況等について指定管理者より説明
- 施設の概要説明
- 資料に基づき、施設の管理運営状況について説明
- 自主事業の状況を説明
イ 指定管理者による現地の説明
管理棟周辺散策路等の視察
ウ 評価委員と指定管理者による質疑応答(主なもの)
【委員】 施設の維持管理はどうしているか。
【指定管理者】 管理棟及びトイレの清掃は毎日しており、雨等で外の作業ができない日は特に徹底して行っている。草刈りは、伸びてきたら刈っている。
【委員】 前指定管理者と現在との違いはどうか。
【指定管理者】 管理面はほぼ継続している。前管理者は自然観察会を1回開催のみであったが、自然観察会の他に星空観察会を実施する。
5年間という期間で運営管理を考えており、現在は従前のやり方を習得し、若い世代への情報発信等これから工夫して一歩ずつ改善していきたい。
【委員】 選定の時に評価された部分は実行しているのか。
【指定管理者】 携帯電話の利便性、ホームページのリニューアルなど広報に努めている。
管理業務用無線機は、グリーンクラフトマンには設置済みであり、現在は通信テストをしている。
【委員】 星空観察会は、どのような予定か。また、夜道は危険ではないか。
【指定管理者】 ぐんま天文台の方にお越しいただき20名程度で開催予定である。雨天時は管理棟でPCプロジェクタにより説明いただく予定なので、管理棟に入りきれる人数を考えており、森林公園までの道中は送迎も考えている。
【委員】 利用満足度調査とはどういうことか。
【指定管理者】 現在は昨年度まで行っていた利用者アンケートのみで、来場者に回答いただいている。今後は地元の道の駅等にパンフレットを置かせてもらう時に併せてアンケートも実施したいと考えている。地元の人でも場所を知らないことがあり、地元への周知は必要と考えている。また、フェイスブック等によるアンケートも予定している。
【委員】 参加型パークマネジメントとはなにか。
【指定管理者】 指定管理者だけでなく、一般の人も参加し一緒に活動に取り組んでもらう仕組みを作ることである。
【委員】 来場者のどれくらいが管理棟に来るのか。
【指定管理者】 トイレ利用や道を聞く等、周辺にインフォメーション施設がないのでほとんどの人が立ち寄っている。
【委員】 飲み水は置いていないのか。
【指定管理者】 緊急時用に水のペットボトル(500ml)を24本常備し提供している。今後、熊よけの鈴や虫除けスプレーと併せて販売を予定している。
費用やゴミ問題等検討しペットボトルの提供とした。
【委員】 自主事業は、年度末までにどの程度実施予定か。
【指定管理者】 今年度は最初の年なので、環境保護団体と話し合いながら進めていきたい。なお、当公園独自の森林環境アドバイザーを立ち上げ、環境保護団体の方々にアドバイザーにになってもらう予定である。
【委員】 野反湖のシラネアオイや草津白根山のコマクサのように、地元の人と一緒に盗掘に負けないくらい増やしてはどうか。
【指定管理者】 その方向でも考えている。
(以上)