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第1回環境森林部指定管理者選定委員会(野鳥の森施設及び各県立森林公園)概要

更新日:2013年6月27日 印刷ページ表示

1 日時

平成25年6月20日(木曜日)午前10時00分から午前11時45分

2 場所

群馬県庁161会議室

3 出席委員

7名(欠席なし)

4 議事

(1)委員会の公開・非公開について

率直な意見交換や意思決定の中立性が損なわれるおそれがあることから、本委員会は非公開で行う。

(2)指定管理者の選定手続きについて

 指定管理者選定委員会の概要、今後のスケジュール及び委員会での決定事項等の県ホームページへの掲載について、事務局から説明を行った。

(3)自然環境課所管施設について

群馬県野鳥の森施設の概要及び募集要項(案)について説明を行い、内容について審議が行われた。

主な質疑等

委員:障害者雇用率加算の算定は、指定管理を申請する団体の障害者雇用率か、それともその団体の中の当該施設における障害者雇用率か。
事務局:指定管理を申請する団体自体における障害者雇用率である。
 申請にあたり、法定雇用率を達成していれば評価が加点されるということ。選定時に未達成の管理者については、指定期間中に法定雇用率を達成するよう求めている。

委員:申請書類に労災保険加入を証する書類があるが、雇用保険、社会保険加入も確認したらどうか。また就業規則の届出義務がある団体等にはそれを添付させたらどうか。
事務局:全施設の共通で、提出書類に含めることとしたい。

委員:成果目標が8,000人とあるが、これは、平成21年度当時の水準と同じであり、達成が難しいのではないか。
事務局:平成21年度の施設利用者が多かったのは、週末の天気が良かったことも起因している。
 近年は施設利用者の増加が難しくなっており、その主な理由は次のとおりである。
 ア 樹木の生育に伴い野鳥の飛来が減少しているが、野鳥の森は国有林内にあるため、樹木の伐採等環境整備を県が実施できないこと
 イ 森林管理署との協定の中で利益を出せないことになっているため、自主事業も制限され、指定管理者のインセンティブが働かないこと
委員:利用者数は、どのようにカウントしているのか。
事務局:アクセス道及び入口が1つであることから、管理人が目視によりカウントしている。
委員:めがね橋周辺の観光客は多いが、野鳥の森はアクセス道が狭く、待機場所も少ないため、特に団体客が来園しづらい。
委員:野鳥の森施設の建物は古いのか。
事務局:昭和51年に設置し、必要に応じて修理をしている。
委員:今の状況を考えると成果の目標値は、せいぜい8割程度、若しくは「前年度実績以上」などの表現が適切ではないか。

(3)緑化推進課所管施設について

 伊香保森林公園、赤城森林公園・赤城ふれあいの森、さくらの里、桜山森林公園、みかぼ森林公園、21世紀の森の概要及び募集(選定)要項(案)について説明を行い、内容について審議が行われた。

主な質疑等

委員:どの森林公園も目標設定は利用者の増加なのか。
事務局:利用者数については、公園により変動があって設定が難しいので、過去の入園者数の平均を基に、各公園毎に近年の状況を見て設定している。

委員:赤城ふれあいの森の宿泊施設の利用料金収入について、見込みを下回っても補填をしないのであれば、過去の実績額を基準とするのは厳しい。森林公園に限らず他の県有施設でも指摘される問題だが、予想収益部分を最初から差し引くというのでは指定管理者側のメリットが無くなり、インセンティブにならないのではないか。
事務局:現在の利用期間は7、8月の2か月、利用率は30%程度である。管理者の工夫により収入を上げることは可能だと考えている。森林公園は収益を上げるのは難しいが、宿泊施設については、現在の稼働状況で考えると、努力次第で増やせる可能性があると考えている。
委員:利用期間が夏休み期間に限られており、すぐ予約で埋まってしまう。利用者増を図るには、宿泊施設周辺のキャンプ利用を自由にするなどの工夫が必要ではないか。
事務局:利用期間については、9月まで延長を検討している。また、宿泊施設も利用率は30%程度なので、料金設定等の工夫で増やすことができると考えている。
委員:指定管理者が料金設定等を操作できるのか。
事務局:これまでは、条例の金額を徴収するだけだったが、今後はその金額の範囲内で管理者が設定できる。
委員:今の宿泊料金はいくらか。
事務局:バンガローが1棟/泊5,400円、宿泊室が1室/泊5,400円、キャンプサイトが1区画/泊2,100円である。
委員:現在の指定管理者はどこか。
事務局:群馬県森林組合連合会である。

委員:さくらの里については、開花の状況等によって、入場者数が大きく左右される。
利用者増を図るなら、古くなった階段の整備や、樹木名札の管理ができるような体制が取れるようにしてもらいたい。
事務局:さくらの里については、入園者数の変動が大きく、管理者の努力だけでは難しいことは承知しているので、4年間の平均値を基に、地元の他の観光要素との連携で、まだ増加が見込めるという判断で利用者の目標設定をしている。

委員:公募の方法はホームページだけで行うのか。
もっと様々な場所で情報提供すれば、民間の応募者もあるのではないか。
事務局:ガイドラインの中で、県のホームページで公表することで、県報掲載の代わりとすることを定めている。
委員:募集要項掲載の前に、募集対象施設は示されないのか。
事務局:ホームページには、今年の募集対象施設は既に公開されている。

委員:備品購入費について、指定管理者が全額費用負担して購入した備品についても県の備品となるのか。
事務局:所有権は指定管理者である。

(2)(3)決定事項

  • 野鳥の森施設について、管理業務の成果目標を再度検討すること。
  • 全施設について、申請する際の提出書類に雇用保険及び健康保険等の書類及び就業規則の写しを加える。
  • 委員長及び委員長代行が上記について預かることとし、その他について募集(選定)要項は原案どおり承認することとする。

(4)今後の選定委員会について

当日配付の「今後の選定委員会について」により説明を行った。
9月以降の委員会について、会場は県庁の会議室の予定とし、詳細については、追って文書で正式にご案内する。

(以上)

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