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群馬県文化振興指針推進・評価部会(第4回)の概要
1 開催日時
平成28年1月15日(金曜日)午後2時00分 ~午後4時30分
2 場所
群馬県庁行政棟14階 141会議室
3 出席者
委員4名
4 議題及び主な意見等
(1)文化振興指針の推進・評価について
1 評価基準について
見直しを行った「評価基準」について、再確認した。
2 平成26年度事業結果及び評価について
事務局から平成26年度の事業結果及び担当所属による自己評価の結果について報告を受けた後、重点事業に対する意見交換を行った。
〔主な意見〕
・文化基本条例及び指針の周知
周知の方法として、県のホームページへの掲載は必要最低限の取り組みである。個別目標を達成するには、長期的な取り組みも含め、もっと別のアプローチの方法も検討してほしい。
・県民芸術祭の開催
長く継続している事業が多いことと思うが、新しいジャンルや団体、観客が参入しやすいよう、開かれた仕組みづくりを進めてほしい。県民芸術祭に加わることで、新しいジャンルであっても県が文化として認めていることを示すことができる。
ユネスコのプロジェクトのひとつである創造都市ネットワークでは、創造産業として文学・映画・音楽・工芸・デザイン・メディアアート・食文化の7分野を挙げている。県民芸術祭にも「食文化」が組み込まれてもおかしくないのではないか。
・メディア芸術推進事業
サブカルチャーは、保守的な人が眉をひそめるくらいの勢いで、思いっきりやったほうが上手くいく。事業内容は年々改善されていると感じているが、更に改善する余地がある。参加者のニーズを検証し、作品のジャンル、年代、展示方法などを見直し、県民が最先端のサブカルチャーに触れる機会をつくってほしい。
・伝統文化継承事業
古くさいイメージを払拭し、伝統芸能の格好良さや魅力を伝えるためにも、取り組みには工夫がほしい。群馬交響楽団やメディア芸術と連携してみるのも面白いのではないか。
・県立美術館・博物館等の運営
公共交通機関での来館が難しいという根本的な問題が解消されない限り、厳しさは変わらない。カフェやショップ、敷地内の散策など、鑑賞以外の楽しみがあれば客層が広がるのではないか。付帯設備やサービスを充実させ、いろいろな目的で来館する県民を増やし、美術館等に訪れることが日常となるように工夫をしてほしい。
・古墳総合調査
調査・記録により、本県の古墳の価値や魅力が明らかにあることが期待でき、結果が楽しみである。今後、詳細な調査結果が書籍などにまとめられることと思うが、これまで古墳に興味がなかった一般の人にも注目してもらうために、マンガや映像を活用した、くだけた啓発資料をぜひ作っていただきたい。
(2)その他
年次報告のとりまとめについて確認した。