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平成29年度第2回健康福祉部等指定管理者評価委員会概要
1 日時
平成29年12月21日(木曜日)13時~16時30分
2 場所
群馬県社会福祉総合センター
群馬県精神障害者援護寮
3 出席委員
太田委員長、小澤委員、眞下委員、松岡委員、深津委員、平澤委員
4 議事
(1)県立点字図書館の資料説明、質疑応答、施設見学
施設見学の後、障害政策課長及び指定管理者である群馬県社会福祉事業団から資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
主な質疑等
【委員】
サピエ図書館の利用者を別でカウントしていると聞いたが、これも一緒にカウントした方が外部の人には分かりやすいので、可能であれば一緒にしてほしい。
【指定管理者】
資料には「サピエダウンロード利用」として計上はさせていただいている。合算した方がよいということか。
【委員】
内訳で分かるようにすれば、その方が良いと思う。
【指定管理者】
担当課と協議して決定したい。
【委員】
点訳奉仕者の将来的な見通しと、点訳奉仕者の負担軽減につながるような技術の現状を教えてほしい。
【指定管理者】
奉仕者の見通しについては、毎年講座を開催し新しい方も活動に入れるよう準備をしている。奉仕者の負担減については、本をPDF化してOCRで読み込んでテキスト化する技術が開発されている。この方法だとまだ人の手では間違えないような部分で誤りが発生してしまうが、自分で全部入力するよりも非常に楽になって製作がしやすくなったという声をいただいている。
【委員】
点字図書館を利用しない視覚障害者の方は何人いるか。
【指定管理者】
視覚障害者手帳をお持ちの方は県内に4,000くらいで、県立点字図書館で登録されている方が600名前後となっているので、その差となる。
【委員】
リーフレットにもう少し工夫があると良い。せっかく点字が書かれているので、浮き出ていると点字のイメージがしやすいと思う。
また、小学生の体験学習とは具体的にはどのような感じか。
【指定管理者】
点字体験の希望が多い。
【委員】
福祉分野を小学生のうちに体験しておくと記憶に残ると思うので大変良い取組だと思う。
【委員】
点字図書館がどこにあるか1階のロビーに表示はしてあるか。
【指定管理者】
社会福祉総合センターに入って右手の電光掲示板のところに音声白杖がある。
【委員】
エレベーターのところに、3階に点字図書館があるといった案内があれば、一般の方が障害者の方や点字図書館に目を向けてくれると思う。
【指定管理者】
フロア案内は正面エレベーターの左側に掲示があるが、他の施設と一緒に一覧になっており、ここから点字図書館を見つけるのは難しいと思うので、工夫してみたいと思う。
(2)県立点義肢製作所の資料説明、質疑応答、施設見学
施設見学の後、障害政策課長及び指定管理者である群馬県社会福祉事業団から資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
主な質疑等
【委員】
国際機器展の県内版を開催できたらいいと思う。
【委員】
意思伝達装置を初めて見させてもらったが、この装置を知らない人もたくさんいると思うので、是非PRしてほしい。
【委員】
意思伝達装置は一式でいくらかかるのか。
【指定管理者】
障害者総合支援法で補装具の価格が決まっており、タブレットが上に付いてモニターが付いているもので45万円となる。
【委員】
義足を作るのに、診断してから作製するのに費用や日数はどれくらいかかるのか。
【委員】
足の状態によって個人差があるが、最初は訓練用義足を作り、その後本義足を作る。足の状態がよい場合は、半年くらいで本義足が作れる。
【委員】
11月から第1土曜日に加えて第3土曜日も開館となっているがどうか。
【指定管理者】
第3土曜日には第1土曜日と同じくらいの利用がある。
【委員】
職員の負担はどうか。
【指定管理者】
土曜に出た人が平日に代休を取るので、平日が手薄にはなる。
(3)群馬県精神障害者援護寮の資料説明、質疑応答、施設見学
施設見学の後、障害政策課長及び指定管理者である(社福)アルカディアから資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
主な質疑等
【委員】
待機者は何人いるか。
【指定管理者】
18名いる。
【委員】
利用者は減ってきている。待機者がいるのに定員を埋めないのでは、指定管理料を安くした方がいいのではと思ってしまう。
【指定管理者】
待機者の18名のうち、体験利用をしていないのは4人だけとなっている。
【委員】
体験に来ないということか。
【指定管理者】
体験はしたが体調が悪化し入寮に至らなかったケースもある。
【委員】
お風呂については、一人で入浴される方が多いと聞いた。夕方から9時半まであの大きさの浴槽に一人ずつ入浴するというのは、燃費や水道代が多くかかると思う。ユニットバスを入れれば変わると思う。
【指定管理者】
検討したいと思う。
【委員】
入所者の退所先は皆同じグループホームか。
【指定管理者】
それぞれ違うところである。
【委員】
入所者がグループホームに移行されるまでに何年くらいかかるのか。
【指定管理者】
2年くらいかかる。
【委員】
グループホームはたくさんあるのか。
【事務局】
グループホーム全体で328施設あり、うち知的障害者の方が211、精神障害者が105となっている。定員は854名となっている。
【指定管理者】
グループホームに一度入った方は長く入所されるので、なかなか空きがでない状況になっている。
【事務局】
知的障害者のグループホームは稼働率が90%、精神障害者グループホームでは80%となっている。空きはあるが、体調の問題や
マッチングが大切ということもあり、気に入れば入所に結びつく。
【委員】
入所された方のご家族はこちらに来るのか。
【指定管理者】
よくきてくれるご家族もいるし、遠くて来られないご家族もいる。ご家族には月に1回、個別支援計画を立てた際にスタッフが連絡を入れている。
(以上)