ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 健康福祉部 > 健康福祉課 > 令和3年度第2回健康福祉部指定管理者選定委員会概要

本文

令和3年度第2回健康福祉部指定管理者選定委員会概要

更新日:2021年12月14日 印刷ページ表示

1 日時

 令和3年9月24日(金曜日)午後1時30分から4時30分

2 場所

 群馬県庁29階 第1特別会議室

3 出席委員

 6名

4 議事

(1)応募状況の報告

 事務局から各施設の応募状況について報告を行った。

<主な質疑等>
 特になし

(2)審査及び選定方法について

 事務局から資料に基づき説明を行った。

<主な質疑等>
 特になし

<決定事項>
 当該方法により審査及び選定を行うことを全会一致で決定した。

(3)1次審査

ア 資格要件について

 各施設の募集要項にある「申請に必要な資格」について、事務局から事前審査の状況が報告され、各申請団体とも募集要項で規定する申請に必要な資格・要件及び指定管理料上限額の基準を満たしていることを委員会として確認した。

イ 財務状況について

 財務諸表等に精通する委員より、申請団体から提出された財務諸表等に対する意見を聴取し、それを踏まえて財務状況等について審査を行った。

<主な質疑・討論>
 特になし

<決定事項>
 全ての申請団体について適格であると判断して、2次審査に進むことを全会一致で決定した。

(4)2次審査

ア 群馬県社会福祉総合センター((社福)群馬県社会福祉事業団及び群馬県ビルメンテナンス協同組合の共同体)

 申請団体が、申請書に基づき事業内容等についてプレゼンテーションを行った後、選定委員による質疑・応答が行われた。その後、募集要項に基づいた採点表により、各選定委員が採点を行った。

<主な質疑等>
【委員】
 これまでに、建物の瑕疵や職員のミスにより事故等が起きたことはあるか。

【申請団体】
 昨年度、バッテリーからの発火により一日半ほど停電状態になることがあった。仮設のバッテリーで急場をしのぎ、今年3月にこれを入れ替えた経緯がある。

【委員】
 利用者増加のための取組がいくつか挙げられたが、現在実施している取組なのか、今後実施する話なのか。

【申請団体】
 利用者増加の取組について。現状ではホームページによる周知等を行っているが、まだ周知が足りないことを肌で感じている。ホームページを更新したり、既存リーフレットを変更していく等考えている。
 また、福祉展示場は今まで来館を前提に運営していたが、コロナ禍により来館を躊躇する声を聞いている。新たな取組として、オンラインで相談を受けたり、動画による福祉用具の紹介などに取り組みたい。

【委員】
 プレゼンの中で目標数値が挙げられたが、現状どのくらいの数字なのか。

【申請団体】
 今回の目標値の設定については、コロナ禍を受けて若干少ない目標設定とさせていただいている。例えば、会議室の稼働率については、コロナ前であれば70%以上ほどであったが、昨年・今年は50数%という状況。要因としては、昨年度の休館措置、夜間利用の停止が考えられる。今後、コロナ対策をしっかりしてやり目標値を達成していきたい。

【委員】
 ホームページ作成は自社で行っているのか。それとも外注なのか。

【申請団体】
 自分たちで作成している。先ほど説明した、新規作成の部分も職員が対応する予定。

【委員】
 駐車場について、これまで年間どの程度、満車の状況があったのか。

【申請団体】
 今はコロナにより定員を減らして運営しているが、本来の定員は780強。これに対して貸し出し稼働率が6~7割と想定した場合の必要な駐車場数を考慮し、構内だけでなく、構外にも4箇所の駐車場を整備している。
 全ての駐車場が満車となったことは、これまでには無いが、いくつかの構外駐車場が遠いこともあり、もしかしたら構内駐車場と大きい構外駐車場が満車になった状況があった際に、利用者とすると「満車になった」という感覚があるのかもしれない。

【委員】
 コロナ対策として換気を丁寧にされているという話があった。現在の設備で対応可能なのか。それとも、新たに何か設備が必要だったりするのか。

【申請団体】
 現状の設備で機能としては十分対応が可能。
 具合の悪くなった方が数名出たことがあったが、その際には、空調の冷房発生器を2台いっぺんに稼働させ、急速に冷やすことで対応した。その後、具合の悪くなった方の話は聞いていない。

イ 群馬県福祉マンパワーセンター((社福)群馬県社会福祉協議会)

 申請団体が、申請書に基づき事業内容等についてプレゼンテーションを行った後、選定委員による質疑・応答が行われた。その後、募集要項に基づいた採点表により、各選定委員が採点を行った。

<主な質疑等>
【委員】
 求職相談数と就職者数のバランスが悪いが、福祉の現場の悪いイメージがあるのだろうか。この点について、何らかの方策があるのか。

【申請団体】
 たしかに福祉の現場にはネガティブなイメージがあるが、国の方も各分野において処遇改善——加算制度を設ける等の方策により、人材の定着を図っている。

【委員】
 昨今は、外国人が働き手として期待されているが、どのような状況なのか。

【申請団体】
 県内でも多くの外国人が転入しているが、福祉の現場においては、特に介護事業所で働くためとして養成校に通っている方が多くいる状況である。

【委員】
 福祉人材の確保・定着・育成ということで、オンラインの職場見学会や、中高生向けの動画配信はよい取り組みだと思った。
 人材の「定着」に向けて、どのような取組を行うのか説明をお願いしたい。

【申請団体】
 人材の定着については、事業者向けの「定着支援セミナー」を実施や、職員向けのキャリア支援専門員による相談支援を実施している。

【委員】
 過去に、利用者からの苦情や要望、トラブルといったことはあったか。

【申請団体】
 マンパワーセンターとは別に、社会福祉協議会の中に「運営適正化委員会」という組織がある。マンパワーセンター業務と直接結びつくものではないが、必要な取組等を情報共有しながら、一緒に進めていくような体制も整えている。

ウ 群馬県立リハビリテーションセンター((社福)群馬県社会福祉事業団)

 申請団体が、申請書に基づき事業内容等についてプレゼンテーションを行った後、選定委員による質疑・応答が行われた。その後、募集要項に基づいた採点表により、各選定委員が採点を行った。

<主な質疑等>
【委員】
 何回か「高次機能障害」という言葉が出てきたが、利用者のうち、どれくらいの割合なのか。

【申請団体】
 生活訓練の利用者については、100%。機能訓練、生活介護を受けている方の中には、高次機能障害が合併している方が、かなりの割合で存在する。また、脳血管障害の後遺症の方たちは、ほぼ、合併している。
【委員】
 入所した方が退所するまで、だいたいどれくらいの期間を要するのか。

【申請団体】
 入所経緯としては、病院から来る方や、在宅介護を受けていた方が高齢になられたケース、グループホームの利用者で医療的ケアが必要になった方などが入所している。このうち、生活介護を受けている方は長期になるため、45年ほど入所されている方もいる。
 一方、自立訓練の利用者は入れ替わっている。機能訓練は1年半、生活訓練は2年の標準訓練期間というものがあるが、期間いっぱいまで利用される方は少なく、1年くらいで退所される方が多い。
【委員】
 障害児施設においては、一時期、重度と軽度で分けて処遇する状況があったが、現在は混在する処遇となっている。本施設ではどのような状況か。

【申請団体】
 日中活動を一緒に実施している。コロナの状況下でもあるため、現在は大々的には行っていないが、ほかの寮も触れ合えるような状況を整えている。
【委員】
 リビングウィルについて言及しているが、どの程度進んでいるか。

【申請団体】
 入所の際、医師が必ず希望を聞いている。また、いつでも希望を変更できるようにしている。実際に、御本人が積極的治療を望まず、センターで最期を迎える方も年に何人かいる。
【委員】
 利用者増加の取組として、関係機関へのパンフレット配布や、空き状況のお知らせサービスなどを挙げているが、パンフレット以外の広報活動は検討されていないのか。例えば、ホームページによる周知等も想定されると思うが、紙媒体や口頭説明等でないと難しいような事情があるか。

【申請団体】
 利用者や実習生は、よくホームページを見てくれてはいるが、本施設を紹介してくれる病院は、こちらからアクションを起こさないと中々周知が図れない。そういったところに周知するため、パンフレットの形で周知を図っている。
 また、最近はセラピストへ利用者の状況をフィードバックすることが効果的であると感じており、次の利用者紹介に繋がる取っ掛かりにしようかと考えている。

(5)採点結果の確認

 各委員の採点表を事務局で集計し、集計結果を確認した。

群馬県社会福祉総合センター

【申請団体】

  • (社福)群馬県社会福祉事業団及び(公社)群馬県視覚障害者福祉協会の共同体
     81.0点(基準点に満たない選定基準:なし)

群馬県福祉マンパワーセンター

【申請団体】

  • (社福)群馬県社会福祉協議会
     79.0点(基準点に満たない選定基準:なし)

群馬県立リハビリテーションセンター

【申請団体】

  • (社福)群馬県社会福祉事業団
     88.2点(基準点に満たない選定基準:なし)

(6)指定管理者候補者の選定

 プレゼンテーションを実施した3施設について、2次審査の採点結果が、ガイドラインによる最低基準を満たしていることを確認し、指定管理者候補を選定した。

<決定事項>
 各施設の申請団体が、指定管理者候補として全会一致で決定された。

(以上)

「令和3年度 健康福祉部所管施設に係る指定管理者の候補者の選定経過等について」へ戻る