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平成29年6月26日 平成28年度評価(文化施設)
1 日時
平成29年6月26日(月曜日)午前9時から午前11時30分
2 場所
群馬県庁舎13階 131会議室
3 出席委員
高橋委員、三田委員、友岡委員、大塚委員、石原委員
4 議事
(1)事前説明(評価の進め方について)
事務局から説明。
(2)年度評価(平成28年度)について
施設所管課から各施設に係る平成28年度の管理運営状況を説明の後、委員合議により年度評価を決定。
審議状況については、以下のとおり。
群馬県民会館
委員:駐車場が十分にないことが問題である。
委員:利用者の声で、否定的なものも収集していることは重要。
委員:駐車場探しに時間を費やし、催事に間に合わないケースがあることは問題。
委員:駐車場不足であること、公共交通機関の情報、補助チケットの配布など利用者へのアクセスに関する広報が不足しているのではないか。催事ポスターへのアクセス情報掲載を要望する。
委員:毎年、新しいサービス向上の取組が行われている点は、評価できる。
委員:群馬県文化振興指針に沿った自主事業、政策体系を作っていくべきである。
群馬県立自然史博物館附帯ホール
委員:利用者アンケートの項目がわかりにくい。回答する側(利用者)にわかりやすいアンケートにするべきである。
委員:ロビーが薄暗く、ホールへの入口がわかりにくい。
委員:出入り口がS時に曲がっており、かつ広さがないため、公演終了後は混雑してしまう。公演終了時のみ、別の出口(あれば)を開放してほしい。
委員:新聞、市広報でのPR活動は十分だが、SNSを活用した広報を戦略的に行ってほしい。保守的な情報にとどまらず、親しみやすい形で目を引くようなやり方が非常に効果的ではないか。
委員:受付の対応は良いが、ホールスタッフはホールにいるだけで、案内をしない。対応に不慣れなのであれば、教育が必要である。
委員:駐車場は富岡市管理であるが、臨時駐車場の状態改善について早急に対応が必要ではないか。
委員からの質問・要望
- 自主事業は、完全に指定管理者独自にプログラムを設定しているのか。もしくは県も関わっているのか。
- 備品の修理費30万円以上の場合は、県が支出するのか。
- (県民会館)駐車場の見直しは検討しているのか。
- 自主事業の目的・目標=ミッションを明確にしてほしい。群馬県文化振興指針を基にした政策体系をはっきりさせ、事業が政策のどこに当てはまり、足りない部分がどこなのか見えてくるのではないか。文化事業を政策として実施する以上、考えていかなければならない。
- (自然史博物館附帯ホール)富岡市立美術博物館館長と附帯ホール館長兼務はいかがか。責任の所在、意思決定があいまいではないか。
- (自然史博物館附帯ホール)ホール利用料の減免については、有料利用料の実に2.5倍が減免されている。厳しい財政状況であり、減免制度は再検討する必要があるのではないか。
県からの回答
- プログラムは、指定管理者が独自に企画している。ただし、実施にあたっては県の承認が必要となっている。
- 30万円を超えると県に協議し、認められれば県が支出することになっている。
- 平成32年度に県民会館の大改修予定があり、駐車場も含めて検討していく。
- 今年文化指針の見直しを行う中で、検討していきたい。しかし、指定管理者の業務はあくまでも館の管理運営であり、文化指針が策定されても、指針に沿った自主事業を強制はできない。
- 人事権は富岡市にある。現在兼務状態は解消され、それぞれ違う人物が館長に就いている。
- 県内教育施設(学校、保育園等)に対し減免制度がある。ほとんどが富岡市(一部安中市)の利用である。富岡市の小中学校等が利用する場合、有料としても、富岡市教育委員会が利用料金等を支払い、富岡市の収支となるため、減免としている側面がある。