本文
平成26年11月21日 現地調査(文化施設)
1 日時
平成26年11月21日(金曜日)午前10時10分から午後3時30分
2 場所
- 群馬県民会館(ベイシア文化ホール)
- 群馬県立自然史博物館附帯ホール(かぶら文化ホール)
3 出席委員
(1)共通委員
高橋委員、三田委員
(2)専門委員
友岡委員、大塚委員、石原委員 (計5名)
4 議事
(1)群馬県民会館(ベイシア文化ホール)
ア 平成26年度管理運営状況等について…指定管理者から説明
イ 施設視察
ウ 質疑応答
(2)群馬県立自然史博物館附帯ホール(かぶら文化ホール)
ア 平成26年度管理運営状況等について…指定管理者から説明
イ 施設視察
ウ 質疑応答
群馬県民会館質疑応答
委員:
職員の社会保険の加入状況はどのようになっているか。
指定管理者:
教育文化事業団とビルメンテナンス協同組合で別々に加入している。
委員:
残業の状況はどうか。
指定管理者:
開館時間が朝8時30分から午後10時までであるため、舞台業務課は、利用の申込状況に応じ、月ごとにローテーションを組んで職員を配置しているが、公演後の片付けに夜10時を回ってしまうこともあり、月数回、多い月で1人10時間前後の残業が発生する。
管理課では、ほとんど残業は発生していない。
委員:
安全管理はどのように行っているか。
指定管理者:
始業点検・終業点検は必ず行っている。また、月1回の安全点検、舞台装置、外壁・駐車場管理、の三点についてマニュアル化し、点検を行っている。
必要な修繕については、会館(職員)で対応できるものは即応し、必要に応じ県に相談している。
委員:
労災事故はあるか。
指定管理者:
開館以来43年間、事故は発生していない。
委員:
平成25年度の管理運営状況を見ると、職員が17名となっているが、指定管理に携わっている職員が全員で17名ということか。
指定管理者:
常時勤務している職員が17名である。ビルメンテナンス協同組合の職員は、施設維持の職員1人が計上されているだけで、清掃、警備等は、別の人数となっている。いずれも、県民会館の専任である。
委員:
清掃、警備等の人員の人件費はどこから支出しているか。
指定管理者:
支出の欄の「その他(事業費、修繕費等)」6,790万円のうち、5,767万円がビルメンテナンス協同組合に負担金として支払われている。
委員:
人件費について、ベースアップはどのようにしているか。
指定管理者:
なるべく県に準じて実施するようにしている。
今年度は、ボーナスは県に準じて支給するが、基本給は遡及せず、来年4月から適用する予定である。
委員:
レストランの管理は指定管理業務ではないようだが、休業日は不定期か。
指定管理者:
レストランは、県が使用許可を行っている。大きな行事が開催される日は営業しているが、ない日は休業している。
会館利用者からはいろいろな要望が出されているので、県には伝えている。
委員:
受付もいる日といない日があるが、勤務態勢はどのようになっているか。
指定管理者:
受付は警備の一環という位置づけであり、仕様書に基づいて対応しており、現状では受付には月間15日配置することになっているが、大ホールの利用日数が多い場合、どうしても空席の日が出てきてしまう。その場合にも、できる限り受付の場所に他の警備員がいるようにしている。
委員:
レストランについて、お弁当の予約をしたくても電話が通じない日がある。食堂が休業の場合には、連絡先のメッセージを流すなど本社に連絡が取れるようにして欲しい。
指定管理者:
レストランに要望を伝える。
委員:
駐車場について、総合福祉会館に駐められるようにできないか。また、県民会館については、駐車場の緑地をなくして、全て駐車場にしてはどうか。
指定管理者:
総合福祉会館は、主催者から申し込むと一部利用させてもらえる場所がある。ただし、現在は舗装工事をしていて使えない。駐車場については、受付でできる限り色々な情報提供ができるようにしていきたい。
駐車場の緑地については、県と相談していきたい。
委員:
現在、第2期の指定期間であるが、第1期から第2期への移行で、変更した点や改善した取組み等はあるか。
指定管理者:
本日配布した資料の「サービス向上の取り組み」を見ていただくと、開始年が入っている。平成23年度以降に開始した取組みが第2期から始めたものである。
委員:
広報についてはなかなか難しいと思うが、こちらはツイートの回数も少ないように思う。少し砕けたインフォーマルな形も使いながらやっていくと、関心を持ってもらえるのではないか。新しい状況に応じた対応も大切だと思う。
指定管理者:
ホームページ等、インターネットを利用した広報については、さらに充実を図っていきたい。
委員:
舞台技術体験講習はすばらしいので、是非続けて欲しい。
委員:
利用者数、利用料収入は増えているとのことだが、どのような取組みを行ったか。また、経費節減策はどうか。
指定管理者:
「サービス向上対策」で一定の効果があったと思う。
また、平成24年度からは営業訪問を実施している。平成25年度は、過去に利用があったが、最近利用がない企業38社、お得意様86者を訪問した。
経費節減については、電球をLEDに変えられるところは変え、照明の間引きも行っている。温度設定も、節電の見直しを行っており、夏は27~28度、冬は22度、事務室は19度に設定している。上半期を25年度と比較すると、電気で1%、ガス3%、水道は10%ほど使用量が下がっている。
群馬県立自然史博物館附帯ホール質疑応答
委員:
職員の社会保険の加入状況と時間外勤務の状況はどうか。
指定管理者:
社会保険には加入している。開館時間が10時までであるため、それ以降は時間外勤務となるが、回数は少ない。
委員:
舞台の安全管理はどのように行っているか。
指定管理者:
舞台関係は外部委託しており、委託会社が管理している。
委員:
減免をしているということだが、「市からの収入」で必要経費を賄っているのか。
指定管理者:
指定管理料は、舞台関係維持管理、清掃、光熱水費等に充てられており、市からの収入は、ほぼ人件費となっている。
委員:
減免は市民だけが対象か。
指定管理者:
県民に対し行っている。
委員:
顧客満足度についてはどのようにして調査しているか。
指定管理者:
鑑賞モニターを委嘱したりアンケート調査を実施している。鑑賞モニターの意見は、ホームページに掲載している。
委員:
意見を聞く会のメンバーはどのようになっているか
指定管理者:
ホールを利用している団体の方に委嘱する予定である。鑑賞モニターと利用者代表で10名程度である。
委員:
鑑賞モニターは公募か。
指定管理者:
そのとおりである。7名は委嘱済みである。
委員:
平成24年度に地震避難訓練演奏会を実施している。消防団音楽隊のコンサート時だったのでできたのかもしれないが、危機管理の面から非常に大事である。
委員:
置かれている状況が特殊な中で、指定管理者として努力している。引き続き頑張ってほしい。
立地条件は悪いが、自然史博物館の魅力を利用してお客を引き込む戦略は何かあるか。
指定管理者:
来年度、自然史博物館の企画展でフタバスズキリュウを取り上げる。これは2006年のドラえもんの映画に出てきた恐竜であり、この映画を企画展開催時に同時上映する予定である。
委員:
上映費用はどのくらいか。
指定管理者:
現時点ではまだ明確になっていない。
以前、評価委員の方から富岡製糸場のお土産も売ってはどうかと御意見をいただいた。現在、売店でいくつか販売している。
委員:
今年度の利用者数、利用料収入はどうなっているか。
平成26年度実績(10月末) | 平成25年度実績(10月末) | |
---|---|---|
利用人数 | 21,675人 | 28,121人 |
実収入額 | 2,111,100円 | 1,499,500円 |